迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

田舎暮らしで両親同居のメリット

田舎で両親と同居で暮らしています。父親80、母親74。そして19歳から家を出て45歳の時に実家に帰ってきた50歳のオレ。(25年以上あちこちで単身生活)そんで楽しいんだね、毎日が。帰ってきて4年。毎日話すから意思疎通も大丈夫。そして両親ともにある域に達してるから、話が早い。以前までは結婚すれば?とか言われてたけど、もうそういうところは通り過ごした。オレも含めて本心から「そんなもんなんだね」と思ってる。(オヤジはまだ多少残ってるけど、母親は昔から好きにせぃのおおらかさ、てか放置w)


すごく重要な点はね、両親とのコミュニケーション。オレの結婚問題に端を発して、それから人生論へとつながってくわけ。で、そんな会話をするには真正面から当たるしかない。若いころはさ、ちゃんと自分の考えを親に言えないじゃん?それがさ、もう真っ正直に言えるわけですよ、この年齢になると。彼らは俺より先行して人生を生きている先輩だから、意見も貴重。(若い人の意見より年上の意見が確実に重要だ)そんな真っ直ぐな会話ができるなんてすごくいい感じなんだよ。親に本心で話せるってすごいよ。


それとね、田舎暮らしのメリットでいうとね、両親と同じく周りに多くの先輩がたくさんいるわけよ。地元の温泉に通ってるけど、常連では確実に最若手なんだ(笑)彼らと話すこともあるけど、話さずして理解できることがあるんだ。それは年相応に衰えていくということ。裸の付き合いの原点だね。年齢を聞いて自分の10年後、20年後がわかるわけ。肉体的にね。これってかなり重要なんだよ。オレが”老いにたいしてどう始末をつけるか”ってことを考えるようになる。つまり、これからの人生を考えることになるんだよね、しかも、行きつけの温泉でね。*今日は70代の方が風呂場で倒れて救急要請だった。こういうことも日常的に起こるんだよね。皆他人事では無いんだよね*


その意味でも子供から老人まで一緒に生きてる、少し前の大家族はメリットがたくさんあったと思う。残念ながらアメリカ調(ルネッサンスが起源か)の個人主義になってしまったので、現在では見る影もないけどね。親は田舎で子供たちは都会、な完全分離(住処だけでなく意識もね)の殺伐パターン。悲しいよね。そう思わない?・・・かといって今更両親と同居できる人は数少ないと思うので(才能が必要だ)、近くに住むとか疑似大家族が良いと思う。結婚と同時にアチラ側へ行く宿命(であった)の女性にはわかりにくい話で、余計なお世話かも知れないけどね。


そう、とてもハッピーなんだよ。現在。