迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

あの頃・・・1983

昨日は大学時代の友人が来福してて昼12時から20時まで4人で痛飲~。昼は八仙閣 (| 中華料理店)でスタート。(ここは美味しいし、きれいな個室無料だし、リーズナブルの三拍子揃ってておすすめ)その後、カラオケで歌わずに80’SのソウルやAORのBGMをつまみに2次会。あの歌なんだっけ?と携帯で必至で曲名や歌手探したりして。最後は福岡空港2ビルの居酒屋海幸(屋台)にて。(ここも品揃え多数、安くて美味しくおすすめ)

 

この面子、あの頃、みんな福岡から上京して東京行きたくて仕方なかった連中だから、東京にいるだけでハイだった。うち半数は体育会だったんだけど、よく飲んだりしてた。福岡の出身校や予備校つながりがベースとなって、その後郷里が一緒というだけで福岡&九州出身者の友達の輪がどんどん拡がった。なぜか田舎者はそういう風に群れていくよね。言葉で安心したかったとかもあるんだろうね。九男会(九州男子会)なる拓殖大応援団を中心とした男だけ数十名の怖ろしい飲み会もあった(飲んでるからその後当然街で小競り合いとなる。当時は渋谷開催)

 

もうあの頃の東京+Discoの組み合わせのワクワク感たるや比較できるものがない。波乗り憶えたりも楽しかったけど、やっぱSTAR WOODSっていう渋谷のDISCOがいちばん印象に残ってる。始まりの17時から朝まで居れて食べ放題・飲み放題・踊り放題・声掛け放題で2500円とかだった。本当に楽園だった。未だ他にないな。そしてアホみたいに通りがかりの姐さんがたをナンパ(順番で声掛けするのが日常、その後就職して営業職にかなり役立った。断れるのが当たり前だったから)一度は風間トオルのパーティみたいのになぜか間違って男4人で参加し(当然周りは全て女子)しょうが無いから、端っこでナンパしてたり。そういうよくわからんことが多くあった。あの頃のバカたれな日々を誰か小説に書いて欲しい。本当に。(*この頃のナンパというのは今とは違い、挨拶みたいなものだったんですよ。イタリアっぽい軽さというかw)

 

まぁそんなこんなを話し続け、涙流して笑ってあっと言う間の8時間だった。そしてみんな社会人となり、家庭をもち(オレ以外ね)、立場のある人みたいになってるけど、基本的に何も変わってなくてただの田舎者だってことが再確認できた。かなりホッとするよ~ 自分で自分のことが一番解らないしね。この連中といると自分の真の姿がどんなのかよく解る。彼らが言ってること、彼らの評価が正解。今じゃすっかり仙人がごとく女っ気無く山や海に趣向が移ってすっかり自然派なんだけどねー。

 

やっぱりこの連中と年に1回は飲み会せないかんね。自分を勘違いしないため、生きる楽しさを思い出すため。そう思った。

Eテレ「達人達(たち)坂本龍一X福岡伸一」

深夜番組で観た。内容を正確にお伝えできるはずもないけれど、超絶良かった。動画が無いか探してみたけどない。

 

心に響いたところだけ抜粋&要約しちゃうとね(甚だ失礼かついい加減なんだけど) 

  • 「たとえば星空ってのは自然(フィシス)なんだけど、人間はそのシグナルを星と星を結んで星座っていうロゴス(論理・知性)にしちゃうんですよね」
  • 「そしてそのシグナルが本物のものと思ってしまう」
  • 「機械論的なアプローチでマウスの遺伝子を操作してGP2遺伝子をゲノム上から外科手術みたいな方法で削除。部品を一個はずしたわけです。そうするとマウスにどんな異常を引き起こすのか。・・・何事も無いんですよ。部品を取ったら壊れるはずだという機械論的な頭で・・・挫折」
  • 「ネズミがチーズを食べると身体が反応してネズミの分子が反応してネズミの分子の一部がなくなりチーズの分子がネズミの身体になる。つまりネズミの分子は分解されチーズの分子に置き換えられているのだ。人間も分子レベルでは体全体が1年ほどで全く別の分子に置き換わっている」
  • 「科学は再現性を求め、音楽は一回性を求める」「自分自身も木と同じく自然(フィシス)、生命体自然物ですよね。ところが果たしてどれだけの人が気が付いているだろうか」
  • 「(音楽も)もともとは図のように取り出してきてですね、構成した。加工してですね、音階まで人工的に考えて。(図=ロゴス、地=フィシス)」
  • 「(福岡さんのマウスの遺伝子削除の実験に対して)1つぐらい欠けても可塑性やネットワーキングでほかを補ったり、大体1つ欠けることによって何か1つの現象が起こるというのは1対1に対応してないんじゃないですか?」 

   

・・・などなど。なんかね、音楽も生物学も知らない素人なんだけどね、インパクトあったのは、今見てるもの、考えてるものは全てロゴス的なもの(星を星座に例えるとか、シグナルを勝手に変換して思い込んでる)でしかないんじゃないの? ってこと。それと養老孟司さんが前に書いてた「よく環境環境って自分から切り離して考えてるけど、自分も環境の一部である」ってのを思い出したり。

 

結局オレ、リアルな世界を何もわかっちゃいないだろう(勝手に言葉なんかに置き換えちゃって)・・・ということが判っただけだけど、面白かった~ 海や山がそのまんま楽しく感じるのはそのせいかもね~ やっぱいーね、Eテレ! 

あれから30年・・・

きみまろさんみたいなタイトルだけど、この木は24歳の時に殺風景なアパートにインテリアとして買った青年の木。正式には中南米産のユッカという木らしい。花言葉は勇壮(ほ~)。28歳の時に東京転勤になり、どうしようかと思ったけど、持っていくわけにもいかず実家に持ち帰って庭に植え替えてた。

 

30年後の今、すくすくと成長してる。もう感慨深い~。植物でも自分で植えると愛情というか友情というか、湧くんだね。おれ、ペット飼ってないけど、同じような感覚なのかもしれない。 そこはかとなく嬉しく安堵し癒される。もし枯れたりしたら相当悲しい。

 

そして思った。この木はおれより永く生きるだろうって。これまた感慨深い。

オヤジ、血管検査へ

同居の父親(85)いつもの病院へ定期検診。そしたら電話がかかってきて系列の病院で調べたほうがいいとのことで移動するとのこと。状態を聞いたら、頸から脳に繋がる血管が細くなって血流悪く脳によく届いてないとのこと。さっそくMRIで検査。

 

・・・後日、造影剤を使って脳血管の検査することになった。1泊2日の入院。今まで一回も入院したことないから、本人はブルってる(笑)オレが予想するにステントかバルーンの手術を来月あたりに受けることになるだろうと思う。→動脈硬化が首の血管に起こったら

 

これから色々と起こることでしょう。とりあえず脳梗塞が起きなくて良かった。

「マギーズ・プラン」「サラエボの銃声」

引き続きオヤジと2人で怒涛の映画WeeK中。昨日の夜と今朝、連続鑑賞。


『マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-』予告編60秒

オレにとっちゃ久々でオヤジにはほぼ初めての恋愛映画系。オヤジも色々観たほうがいいと勧めてるうちに映画の許容範囲が拡がってきたね。で、この映画、すっきりした3角関係というか、感情ごたごた面倒じゃない映画でオレには理解しやすかった。(昭和なオヤジには何だこれ?ってみたいだった)サバサバしてるっちゅーかね。オレには普通にありえるなと思うけど、日本では成立しない(しにくい)映画だろうね。フリーな考え方でなんかホッとした映画だった。<☆3.2>

 


『ノー・マンズ・ランド』などのダニス・タノヴィッチ監督作!映画『サラエヴォの銃声』予告編

いい映画なんだというのはわかる。けど、主線のストーリーが状況を勉強してないと解らなかった~。映画を見に行く際は第一次世界大戦に繋がる状況、セルビア・ボスニア・オーストリアなどサラエボ事件の概要を把握してたほうがいい。現地のホテル・ヨーロッパで行われる100周年イベントが進んでいきながら歴史を振り返ってる。あれからヨーロッパは死んだ、と何度も繰り返すとても真面目な映画だった。歴史に興味ある人、またホテリエな人に。<☆3>