迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

自動車保険更新で思った。良心って何?

本日、とーちゃんの車の車検と任意保険の契約。去年、やろうと思ってやるの忘れてて、ディーラーから連絡があって思いだした。電話の内容は「車検と保険の継続をするので取り急ぎ運転免許の色を教えてください」って。購入した後にレーダーサポート(衝突軽減ブレーキ)が全然反応しないじゃん、ということがわかったんけど、既に時は遅しでかなり不信感があったこと(こんなんじゃ買わなかった)、それに今日の電話で「今年から同じ内容で5000円上がります」とのこと。え?今頃上がるのか?ということと、よくみたら前回車両購入の際に3年契約で自動車保険入ってて、今回も3年契約の提案。今から安くなるんじゃないの~?って時に上がった金額で3年契約する意味はまったくない。→自動ブレーキ搭載車の保険料を値引き 30年1月から9%安く - 産経ニュース

 

・・・と、また不信感がでて、契約更新の内容をFaxしてもらいネットで比較検討することにした。(ちなみに衝突防止システムを実際に乗車して実験してくれるのはスバルのアイサイトだけだった。壁に近づくと実際に急ブレーキかかって凄かった。でもスバルはアイサイト付いてる小さい車が無くって断念。とーちゃんがこの車購入する時はオレ出張で立ち会ってないかったんだよね。衝突軽減が可動するのかどうか試してみてって言ってたんだけど、止まりますっていう言葉を信じて購入に至った。・・・失敗。皆さんもほんとに作動するかどうか、実際に試してから買ったほうが良いです)

 

で、オレも入ってて、おおかた安いであろうと思われる外資系の会社を数社検索したらディーラーより高かった。あれ、予想と違うな~。で、4つ目くらいで疲れてきたし、最後にしようと試算した保険が良くてそのまま契約した。走った距離、車両保険など細かく条件を指定できてすごくわかりやすいし、(通常はAプランBプランC充実プランとかだけだよね)実際、ディーラー仲介の保険より1万円くらい安く契約できた。ちなみにメジャーな外資の会社とは2万5千円くらいの差があった。内容ほぼ同じくして3万9000円か6万5000円かじゃエライ違いだよね。

 

入った保険は→おとなの自動車保険|セゾン自動車火災保険。TVで走行距離に応じて割安にって宣伝してるやつ。条件を細かく設定してあって、条件(今回は年間走行距離3000km以下が良かったのかと思う)に合えばかなり割安になるんだと思う。以前は各社せいぜい数千~1万円の違いだったと記憶してるんだけど、今回は大差。車も売れなくなってきてるし、当然自動車保険の過当競争も厳しくなってるんだろうね。今回のところはこの保険が良かったです。高齢、買い物しか車を使うことないって方はおとなの自動車保険も検索に加えてみることをおすすめします。ディーラーのおにいちゃんに継続しないのでって電話したら、いくらでした?っていうので伝えたら、1万も安いんですかと驚いてたよ。

 

そんで、良心ある営業マンなら次のお客さんから、こそっと教えるだろう。(できるかな?するかな?)オレならそうする。大人の・・・って条件あえば安いみたいですよって。だって顧客満足が目標なのだから。車両保険なんて必ずネットで比較検討するのは当たり前にみんな思ってるわけだし、そんなん知ってて、自分も良くないかも?と思ってる状況で思考停止して自社の商品をただただ勧めてくるてのはどうよ?(生命保険の営業さんも一緒、だから保険の窓口は好感もてる) 自社の保険や関連商品のみを売ろうとするのは、お客さんに営業してるんじゃなく会社に営業してるのだ。そういうパターンで商売してたって自分の成長、ひいては会社の成長や永続性も無いよね。・・・って思う。しかし、返す返すもやっぱ衝突防止機能の実験をさせてくれなかったことは残念至極。。。

 

あ、車検の方も昔2週間だけ働いた(楽しかったけど腰が痛くて2週間でやめた)ガソリンスタンド(GS)に頼みました。オレだって1万円くらいの差だけだったら車両に詳しいディーラーで車検とりたい。だけどピットも少なく、持ち込み時間も指定、平日に休みあり土日は混んでる。検査時間も長くかかる。GSだと持ち込み時間の指定はあるけど、その後自社車検センターに持ってって素早くやってくれて便利なのだ。要するにサービスの良い方にお客さんは行くだけなんだよね。

 

*ちなみ、ブログで紹介したからって手数料もらったりするのじゃありません。契約者ページから友達にメール紹介すると1000円分のiTunesなどのチケットもらえるキャンペーンはやってるみたいですが。

初めてのおつかい シニアVer

今日は父(84)のパスポートが出来上がり、センターまで取りに行く日。申請時と同様に車で連れてこーかな、と思ってた。朝ごはんを食べてると父から「オレ、自分で取りに行くけん・・・」と。おー、すげぇーいつもなら運転よろしく!のキャラなんだけど、最近物忘れがひどくなったりして自分で自分が心配になった様子だったので、できることは自分でやろうと思ってくれてるよう。認知症防止になるようなトレーニングは大歓迎。

 

パスポートセンターは自宅から約24kmで道も複雑じゃない。でも空いてる道じゃないから1時間以上かかる。まだなんとか安全運転を継続できてる様子なんだけど、1時間以上の運転は負担が大きい。どうやって行ったらいいかね?と繰り返し確認で聞いてきたりする。何回か話してるうち、電車+バスで行ったほうが気楽で楽しいやんと公共交通利用を薦めた。父もあ、そうやねぇ~そっちが楽やし、電車とバスの乗り継ぎもやっとかんといかんなと賛成してくれた。到着駅からタクシーは安易だがバスで行ったほうがいいと薦めた。バス乗り場は何番とかバス停まで何駅とかドキドキして考えるから刺激になると思ったから。(多分そうだろうと思う)

 

いちおうネットで電車の時間やバスのりばの番号、行き先表示などを伝えた。判らなかったら誰かに聞けばいいよって。人にバスの時間を聞くだけでも良いよね。・・・と気持ちはもう「初めてのおつかい」状態なのだ。(オレが親ね)そしてそれは他人事でもなく自分の今後でもある。できるだけ健全な状態を継続してたいよね。こないだも書いたけど、出来ることが出来なくなるっていう、ゆっくりと大人から子供へ逆戻りしていくんだよね・・・次は「初めてのおつかい」から「できるかな (ノッポさんとゴン太出てるやつ)」になるかも知れない。

 

検索してみたら、脳トレに良い方法は・・・パズル・計算・読み書き・麻雀・囲碁・将棋・オセロ・人とのコミュニケーション・新しいことを習う、のだそう。(→認知症と脳のトレーニング ) 父は日記を書いたり本は趣味なので、麻雀・人とのコミュニケーション・新しいことやね。麻雀はたまにしてる様子だけど、問題は人とのコミュニケーションと新しいこと、が容易じゃないんだよね。母親は(きっと女性全般は)新しいグループに積極的に入っていける人だったけど、父は昭和一桁の古い男(それでも英語教師だったり、だいぶ社交的なほうではあるが)なので、なかなかすすんで参加しない。

 

一度オレが英語面接用にトレーニングに行った英会話教室のネイティブの先生が良かったので、紹介して父に薦めて行くようになったんだけど、「あんなアホんごたことはやっとれん」とか言って2回でやめちゃった。なんかカードを使った授業で子供やないと反発した模様・・・(汗)元英語教師っていう肩書が邪魔してるんだと思う。しゃべれないんだから、仕方ないのにね。市民講座の太極拳教室もやってみたそうではあるんだけど、近所や知り合いのおば様方に混じってグループに入るのが苦手、、、とか、そういう感じ。なかなか新しい人のいるところに行きたがらない。かといってかっての同級生の皆さんは亡くなってる人や病気の人も多くて近くに居なかったりする。う~ん、なんだよね。

 

今日は無事に自信をつけて帰ってくることでしょう!(期待) ひとごとじゃないけどね。

 

 >後記: 昼過ぎに帰宅。バスセンターでどのバスに乗ってよいか係の人に聞いたら、オレが教えてた乗り場と違って(複数の路線が経由するバス停だった)混乱して面倒になりタクシー乗っちゃった・・・とのこと。そうかー乗り場の番号を言わなきゃ良かったなと反省(汗)

「だいたい四国八十八ヶ所」

  

だいたい四国八十八ヶ所 (集英社文庫)

だいたい四国八十八ヶ所 (集英社文庫)

 

 

山歩きの友達から面白かったよ、と言われて購入。おくればせながら読了。ここ7年位、時間があれば山歩きが一番の趣味だったんだけど、いつか四国霊場巡り(歩き)もしてみたいなぁ~と思っていて、どんなものか「四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ」見たりしたんだけど、お遍路の意味とか作法、お納経など真面目な紹介がされてて信心がないオレにはどうだろう?と思ってた。フェイスブックのお遍路のページ読んだりもしてた。

 

そんなところにこの本。読み始めるとまずタイトルが”だいたい”とゆるい。 そのタイトルどおり、途中でカヌーや海で遊んだり、ジャングル風呂に寄ったり。ルートはお遍路ではあるけれども、むしろその途中でのハプニングというか、余計な遊びが多いのだ。かといってルートはバスや電車で戻ってまでして、そこは別にいいんじゃん?と思えるほどきっちりと繋いでしまう真面目さもあったり。

 

そんで、読み終わるころには遍路旅は完全踏破が目的でもなく、日々を楽しむことが目的なのだと再確認したのだ。大方の歩き遍路の方々(特に健脚な人)は何日で歩いたかを重要事項として扱っているらしく、とにかく少しでも先を急ぐような行程だとのこと。よく解る。山登りを始めた当初、同じように山地図に書いてある時間より短いタイムで行こうとか、富士山5合目~頂上を3時間半で登ろうとか、ピークハント(登頂したかどうかを重要視する)をめざすガシガシの体育会的山旅だったのだ。山も3年目くらいになると、そんなんじゃなく、できるだけ長く(時間・距離)もっと景色や行程自体を楽しみたいと思うようになってきたから。

 

だから、四国行脚も同じく何日間で歩いたぜという自己満的なことより、どう楽しかったぜ、なのだ。だからカヌーしたり寄り道したりして全然OKだと思う。(信心深い方からはお叱りを受けるやもだが)そういう意味で、この本は88箇所の決まったルートではあるけれど、合間合間で好き勝手に楽しむことが重要なんだよね、一気通貫して回る必要もなく(オレはすぐそう考えてしまう)区切り区切りで出なおしたりして繋げばいいじゃんっていう、うすうす感づいてはいるけど”ゆるいことの大事さ”を再度教わった気がする。

 

きっと人生でも重要なことなんだろう・・・と思う。

 

 

シニアは75歳から

今日のTVニュース。「高齢者(≒シニア)と呼ぶのは75歳からにしよう」と日本老年学会日本老年医学会から提言されたとのこと。

65歳~74歳は「心身ともに元気な人が多く、高齢者とするのは時代に合わない」として新たに准高齢者として位置づける」 医師や心理学者、社会学者らでつくる両学会のワーキンググループが日本人の心身の健康に関する複数の調査結果をもとに2013年から検討してきた。

 65歳以上では脳卒中などで治療を受ける割合が以前より低下する一方、身体能力をみる指標の歩行速度などが上がる傾向にあり、生物学的にみた年齢は10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると判断した。知的機能の面でも、70代の検査の平均得点は、10年前の60代に相当するという報告があり、根拠のひとつとされた。

(引用元→高齢者「75歳から」学会提言 65歳以上「准高齢者」:朝日新聞デジタル

 

 らしい。おーっ若手の労働力不足を背景に、60歳っていう感覚だった高齢者を一気に15年遅らせてきたね。75歳までは国民の皆さんは元気だよね、だから今後は色々変えていこうねってこと。?と思うのはまず、そもそも高齢者(シニア)って何歳からだっけ?ってこと。呼称もシニアやシルバー、高齢者・前期高齢者などバラバラでよくわかならい。ググってみると、

-健康保険では65歳~を前期高齢者、75歳~が後期高齢者

-国連(United Nations)では60歳~

-WHO(世界保健機構)では65歳~

-高年齢者等の雇用の安定等に関する法律では55歳~

-シルバー人材センターの登録は60歳~

 とバラバラなのだ。身近なところで行くと、映画館のシニアサービスは国連に従ったのか60歳~割引になる。JRのジパング倶楽部だと男性65歳女性60歳。JALやANAのシルバーは65歳からである。民間では概ね60歳=シニアという概念が普通に一般化してると思うけど、これは少し前の退職のタイミングからきたものだと思う。要するに60歳=定年退職者=シニア=老齢者=年金受給者のイメージだった。

 

今回の「75歳からシニアと呼ぼう~」はこの60歳=シニアという概念を15年も先延ばししたのだ。多分数年のうちに段階を経て高齢者=75歳と認識されることになるだろう。そういうことを地味によくわからない日本老年学会や日本老年医学会から情報を出し始めたんだと思う。これはね、ついにという感じなんだよね。何を予見できるかというと、、、

 

  1. シニアって何歳?をシニア=老人=75歳からだよね、で統一されていく
  2. 健康保険も75歳から割安になるだろう(現在の1割負担も増えるだろう)
  3. 順次年金支給開始も75歳からになるだろう
  4. 会社の退職年齢も順次引き上げられ75歳までになる
  5. よって失業保険・雇用保険・厚生年金も75歳まで加入

 

・・・と、75歳までは元気なんだから、自分で稼いで生きなさいよ、国はそうすることにしたからねってこと。こないだリタイアについて書いたばっかなんだけど、まさにのんびりしたリタイヤなんて夢物語であると確定していくのだ。


おろらく年金も65歳から75歳スタートへシフトしていくと同時に額も順次低減されていくでしょう。(いきなり75はないからシニア=70歳など段階を経るだろうけど)健康保険などの保険料負担も増えていくでしょう。人口減少と高齢化が同時に起こっているので仕方ないといえば仕方ないのかもしれない。退職したら左うちわなのはもう無いよ~ってことですね。

 

リタイアのエントリーにも書いたけど、年金が減り自己負担額が増えるから、高額な退職金を貰わぬ限り75歳までは働き続けるんだよと思い直すべき。(貰えても、貯金が減る一方では萎縮マインドで楽しく使えない、また社会とつながるため働く必要ある)つまり現行システムで60歳で終了するサラリーマンはその後の15年、何をして稼ぐのか?をなるだけ早く考え初めて準備しておく必要があるのだ。自営のかたや専門職の方はそのまま行けるかもしれないけどね。40歳くらいで60歳以降を考え始めないといけないと思う。ノープランじゃNGなのです。(みんな小さい事業家になったほうが良いだろう)

 

というわけで、今年54歳を迎えるオレ。60歳以降を念頭において今何をすべきかという観点で考えてます。(修業するとか、ちと遅いが・・・汗)しかし、仮に終身雇用で退職が75歳なんて日がきたら、安心? おれはやだなー。ま、各自それぞれ思うように生きれるように日々考えて精進するしかないよね。

 

こういう発想の元になったのは、ブロガーちきりんさんとリンダ・グラットンさんの本。けっこう目からウロコだった↓  

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

 

 

「この世界の片隅に」


映画『この世界の片隅に』予告編

 

CIEMAで単独鑑賞。昭和初期から戦争終結までの広島県呉市を舞台にした物語。たった70数年前の出来事だということが信じ難い。観終わった感想としては、戦後経済的に発展し、ITを駆使し何でも手に入るような世界になったのだけれど、果たしてどのくらい幸せになったのか・・・ということ。

この作品、少しづつクラウドファンディングで出資募集されパイロット版の製作と募集で完成していった話題の作品。製作の方々の熱意が伝わります。簡単に人が傷つき、亡くなっていく切なく悲しい戦争の記憶を少しだけ体験し、現在の状況を再確認することができた。個人的にはご飯を炊くかまどが懐かしかった。良かったです☆☆☆☆ →劇場情報