たけしさん(北野武)の本はほぼ完読してます。視線が鋭いんですよ。同じ物を観ても彼のようには感じられない。なので目から鱗ってのが多いんだよね。もちろんオレの勉強不足は間違いないんだけどね、勉強とは別に人間性っていうか、あの感覚は凄いなぁ〜といつも思う。TwitterのBOT(自動つぶやき発かな)もフォローしてるんですが、やっぱり良いのでブログでもいくつか紹介したく。以下引用です。
人は生まれて、生きて、死ぬ、これだけでたいしたもんだ。
未来というのは結局この一瞬一瞬の積み重ねなんだ。この今の延長に未来がある。遠い未来もこの瞬間の積み重ねなんだよな。
世間じゃよく、どうせ死ぬんだから楽しく生きようなんていうけど、オイラは逆で、どうせ後で死んで身軽になるんだから、生きてるうちはにヒドイ目に会おう、辛く生きようと思ってる。幸せになろうなんて、考えてないね。
立派な師匠って言うのは、何百人もの弟子をみんな食わせた。芸人としてはやっていけないような奴まで食わせている。そういう師匠はやっぱり凄いと思うんだ。
上に立つ人間っていうのは、完全に孤独じゃなきゃいけないって思う。側近を作るとか、若い奴と仲良くしようとか、そういうのはもう愚の骨頂。
将来はさ、将来はみんな不安なんだよ。でもそれをあえて出さないほうが、男としてはカッコいいと思わない?
昔は、日本人には「降りる」っていう美意識があったんだけどね。五人集まって、四つしかお菓子がなかったとき、俺いらないよって先にいう誰かが必ずいたんだよ。ところがいまや、五人が五人、あわよくば一人で二個も三個も食おうって時代になっちゃった。
日本の文化というのは「貧」の文化なんだ。貧乏だからいろんな知恵だとか、一種の道徳律みたいなのが出てきた。「貧」がなければ品がなくなるのは当然でね。日本を取り戻す特効薬は「貧」しかない。
特に最後の2つ、そうだと思うんだよね、良くないッスか?