109佐賀にて鑑賞。認知症を患う母と息子の物語。とにかく画が美しい映画でした。内容的にも自分と重なるところがあり、しっくりきました。
子供の頃、たしか幼稚園から小学校2年まで不登校だったんですね。すぐにお腹痛くなったり熱だしたり。で、小学2年の時に医大で精密検査。その結果、母親の愛情不足によるストレスだということだった。今でもハグしてもらった記憶ないし、手をつないだのも数回、覚えている程度。誕生日とかも何もなく。教師をしているから忙しかったのもあるけど、もともと子供に対しては淡泊な人だったので。思えば、母自身も実の両親と離れ養女で親から愛情を受けていなかったので、きっと判らなかったのだろうと思う。連鎖するんだね。
マザコンだったんだけど、愛情過多のほうじゃなく逆のマザコンですね。だから母のヘルパーをするのが楽しかったのだろうと思う。一緒に旅行もしたしね。なので亡くなった時は葬式で大の大人が大号泣してしまい、恥ずかしかった・・・
そういうことを想い出しました。なので個人的にいい映画でした。
