さっき偶然観たEテレ。安泰寺という寺で30年座禅しているネルケ堂頭(指導者)。インパクトあってスーッと入ってきたので、以下、一部を抜粋し、かつ箇条書きしてみます。誤って理解しているかもしてませんので、詳しくは番組を検索ください。
・なぜ生きるのか?という問い。いつかは人類は途絶える。生きることに意味はない。意味があるかないか以前の問いである。
・お金が発生する2500年前までは、宗教が必要ではなかった。それまでの自給自足の生活だと種をまき、ある程度の世話をすると食物が「生かされ」自然と育ち、その恵みを得ることで、人間も自然に「生かされている」という実感があった。
・お金ができて、労働をお金に交換し、お金で食物を買うようになると「生かされていると実感すること」ができなくなった。人は時間をお金に交換し働き、得たお金で生活をすることは、ただのゲームをしているだけの世界にいるということ。ここが現在の問題で座禅や宗教が必要となる理由であろう。(このような実感のない状態で)幸せを求めれば求めるほど苦しくなってくる。SNSの世界となった現在では尚更である。
・確実なことは、視界にはいるものや耳から聞こえる鳥の声を含めて、いま「あなた」という存在がただここにいるということ。
・30年の座禅で理解したことは、色々なものを手放すこと。
皆さんはどうだかわからないけど、「何か人生に意味を持たせないかんだろうな」と思ってたので、めちゃ気が楽になった~👍 生きる理由なんか要らない、自発的に生きてるわけじゃなく生かされてるから。生かされてる最後の日まで、日々を淡々と、できるだけ困惑や迷いを手放して楽しく過ごそう。
ネルケさんはこのたび後輩に堂頭を譲り下野するとのこと。大阪で座禅の指導をするそうです→ネルケ無方 - Wikipedia
著作もたくさんあるね。読んでみよう。
>8/18追記
番組を文章化してあるサイトを見つけました。作業ありがとうございます。