佐賀のシエマさんで鑑賞。素晴らしかった。これは歴史を認識する上で観なければなりません!第2次世界大戦集結から13年後の1958年、まだアウシュビッツは世界はおろかドイツ国内にも知られていなかったのだ。この作品紹介をHPから引用すると、
戦後十数年を経て、西ドイツは経済復興の波に乗り、殆どの人が戦争の記憶、自分たちが犯した罪を過去のものとして忘れ去ろうとしていた。そんな時、一人のジャーナリストがアウシュヴィッツ強制収容所で親衛隊員だった男が、規則に反し、ある学校の教師をしていることを突き止める。駆け出しの検察官ヨハンは、上司の引き止めにも耳をかさず、この一件の調査を始める。
ジャーナリストのグニルカ、強制収容所を生き延びたユダヤ人のシモンとともに、アウシュヴィッツでの悪行に関わりながら、罪を問われることなく普通に市民生活を送っている元親衛隊員個々人の証拠を集め、主席検事バウアーの指揮の下、ナチスがアウシュヴィッツでどのような罪を犯したのか、その詳細を生存者の証言や実証を基に明らかにしていく。
そして、1963年12月20日、フランクフルト・アウシュヴィッツ裁判の初公判が開かれた。
同級生諸氏、お気づきになったかもだが、このアウシュビッツの初公判が開かれたのは我らが生まれた1963年なのだ。しかもこないだスイスの山旅に行った時にフランクフルトにも行っていたのだ。今となっては数日滞在を延ばして収容所に行くべきだった、と強く思った。娯楽映画として評価できないので☆表示無し。。。
オフィシャルサイト 映画『顔のないヒトラーたち』公式サイト