迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

トラックの荷台から降りる日

先週まで出張してましたシンガポールの話です。シンガポールはあんな小さい島(たて23kmXよこ42kmと筑後平野並み!)なのに経済復興すざましく、今後も南アジア(タイ・マレーシア・インドネシア・ブルネイ・ベトナム・オーストラリア北部)の拠点として発展して行くんだと思います。詳しくは→シンガポール - Wikipedia


で、関税が高く車は超高価です。概ね日本の2倍以上します。カローラ新車で500万くらいって感じです・・・。街中はでも格差がはっきりしています。車はメルセデス、BMWをはじめ高級車だらけです。片や車を買えない労働者層はバイクや自転車がメインです。思うに必死で稼いだら、車と家に使うという中国系の人の発言からして感覚では、無理してでも高級車を買うという印象を受けます。


そして、その先進国のシンガポールで信じられない光景が、上の写真です。一番下の階層(という表現しかできないが相当多数)労働者層がトラックの荷台で会社や現場へ集団出勤します。乗用車は前後席シートベルト着用のルールで交通法規もしっかりしてる国なのに、このトラックの荷台には「最大13人まで積載可」という”13PAX”という表示があります。信じられませんね。超危険です。事故ったら、そのまま放り出されます。日本で考えたら、荷物や動物と同じ扱いです。自分の保険なんてかけてるとは思えません・・・。


でも、荷台に乗せるな、とはあまりに多すぎて法律化できない現状なのでしょう。全員が一様に安全を担保され車に乗れる、生命の危険が無い日本とは全く違うわけです。荷台に乗らなくていいような労働環境にすることがまずは目標になると思います。自分の命の安全性の確保からスタートな訳です。今後日本も海外からの移住が増え(それしか今後の方策ないと思える)良くも悪くもいろいろな階層社会になって多少格差がつくんだろうと思いますが、日本は本当に安全でよい国です。そう感じるトラックの荷台の光景でした。