迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。

エイジングパラドックス?

Youtubeでちょっと前の武田鉄矢さんの番組観てたら、「年を取ると記憶があいまいになっていくと同時にエイジングパラドックスということが起こる」という本の紹介があった。なんだろうと調べると、

エイジングパラドックス(老いの逆説)とは、加齢に伴い身体機能や認知機能、社会的なつながりといった「客観的な喪失」が増えるにもかかわらず、本人の主観的な幸福感や生活満足度は低下せず、むしろ維持されたり高まったりする現象を指します。 
この現象を説明する主な理論や要因として、以下の3つが挙げられます。
1. 社会情動的選択理論 
心理学者のローラ・カーステンセンらが提唱した理論です。 
残り時間の意識: 人生が残り少ないと感じると、新しい知識や関係の開拓よりも、既存の深い人間関係やポジティブな感情体験を優先するようになります。
ポジティビティ効果: 高齢者はネガティブな情報よりもポジティブな情報に注意を向け、記憶に残しやすい傾向があります。 
2. 老年的超越 
スウェーデン社会学者ラルス・トルンスタムによって提唱されました。 
価値観の転換: 80〜90歳を超えると、物質的な豊かさや自己中心的な関心が薄れ、宇宙的・超越的な視点(自己と他者、過去・現在・未来の境界が曖昧になる感覚)を持つようになります。
多幸感: 現実をあるがままに受け入れ、今この瞬間を大切にする心境に至ることで、高い幸福感(多幸感)が得られます。 
3. 適応的な感情調整(リフレーミング
経験を通じて身につけた心理的な適応戦略です。
フレーミング: 物事の捉え方をポジティブに変換し、自分を納得させる能力が高まります。
目標の調整: 身体的な限界に合わせて達成可能な範囲に目標を修正したり、周囲と比較して「自分はまだ恵まれている」と捉えたりするなどの戦略が機能します。 
高齢者の幸福感については、80代以降で最も高まるという研究もあり、加齢が必ずしも不幸に直結しないことを示す重要な概念です。 
補足:社会情動的選択理論 (SST)
心理学者のローラ・カーステンセンは、高齢者が幸福なのは「残り時間が少ない」と自覚することで、未来のための知識習得よりも、「今、ここ」のポジティブな感情を優先するよう脳が動機づけを切り替えるためだと説明しています。 

まだ80歳になってないけど、1年前に腰痛になった時点でできること、人生の目標を「健康を維持すること」にリフレーミング(修正)したし、単身独居のせいなのか、すでにどれも該当する気がするね。こないだ書いた”石像に祈ってる”のもそうだろうし。

earthtrekker.hatenablog.com

長期の腰痛になってなかったら、”まずは健康なだけで幸せ、毎年の目標は主体的に健康を維持しようとすること”という現在の感覚になってないよね。

いやーほんと60歳あたりを境目にいろいろ変化したねぇ~ 50代はまだまだ若いころの延長でこういう感じになるとは想像してなかったね。

「残り時間」を意識しだすと、自己中心な視点から超越的な視点になってゆき(断捨離もこのひとつだと思う)、体調や環境に合わせてリフレーミングして感情調節する、しかも自動的にね。人間(脳)に組み込まれてる調整システムって、ほんとすごい。