一人暮らしする前(両親と3人暮らし)は、スーパーに行くのは単純に必要な作業だった。それが一人になってからは、楽しい作業になったのだ。亡き母が毎日のように「モールやスーパーに買い物行こー」と言ってた意味が分かった。スーパーに行くのも作業じゃなく、楽しいエンタメでイベントなのだ。いろいろ物色したり、昼ご飯を買ったり。散歩にもなるし。
母が亡くなったあと、父と二人暮らしの時はオレは働いて不在だったので、父の昼ご飯に宅配の弁当を頼んでた。宅配弁当は確かに栄養バランスがとってあるし、持ってきてくれて便利だけど、選ぶ楽しさがないし、飽きが来るのだ。オレとしては選択肢がなかったのでそうしたのだけど、オヤジにとってはラーメンとかうどんとか食べたかっただろうなーと。3〜6か月ごとに弁当の会社を変更したりしたけどねー。仕方ないんだけどね。
言いたいことは、よく高齢者のサービスで宅配が当たり前にとらえられてるけど、実は本人は楽しくないということ。買いに・食べに出かけるのが重要なのだと思う。
なので、宅配サービスを充実させるより、安価な循環バス・タクシー割引券、電動カー購入支援などの移動支援が良いと思うのだ。田舎ではみんな車移動なので(免許を持たない人を聞いたことないし、同級生はほぼ100%車移動)、これから団塊の世代の皆さんもどんどん免許返納して移動手段に困る人が急増してくるしね。
乗り物好きの私の場合、現在は普通車(プリウス)なんですが、そのうち小回りが利く軽カーになるでしょう。そのあとは、乗れれば三輪バイク、乗れなけりゃ電動セニアカー ですね。(小型二輪免許持ってる方にはYAMAHAのトリシティ125 は転倒しないし秀逸でおススメです)最終的には三輪自転車かな。あ、手押し車(四輪歩行器)があったね。
関連した話なんだけど、近所に30分くらいかけてカートを引いてスーパーまで行ってる方がいたので、一緒に行こうかと声をかけたら、「運動がてらに歩いて行く」って。体力があるのはやっぱり大事だなと思った。
国の施策→
公共交通政策:国土交通省「交通空白」解消本部 - 国土交通省