迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

「くり返し読みたい般若心経」

 よく耳にする「色即是空、空即是色」。お坊さんが月命日にお経をあげに来るときも一緒に読んだりしてる。この般若心経、まず、初めの「観自在菩薩・・・」からして音がいいよね。お坊さんの声が良いとさらにいい。

そんな感じで聞きなれてる般若心経なんだけど、どうもこの「色即是空、空即是色」の意味が多分、オレが一発で心が溶けそうになった平家物語の例の「諸行無常」とか「ひとへに風の前の塵」とかのことを言ってるような気がして気になってね、調べてみたら、かなり似ているけど、さらに実に奥が深い。諸行無常は色即是空とほぼ近い意味を含んでるように思う。(万物は移り変わっていくもので、何一つとして確定した実体はないのだということ)

だけど、そのあとに対になってる「空即是色」が理解できない。「何もないのだから、実体のないものをあるかのように変化させることができるのだ」、って意味のようなんだけど、ぴんとこないというか、ちゃんと腑に落ちてない。身体で理解してない。

というわけで、現在この本でお勉強中。多分ね、これをちゃんと理解出来たら、すべてのことから自由になるような気配があるんだよね。きっと何かに制約をされてる(もしくは自身で制約をしてる、無駄に)。カギになる気がするんだよね~ 般若心経。

Wikiから抜粋すると、般若心経は

仏教各派、特に法相宗天台宗真言宗禅宗が般若心経を使用し、その宗派独特の解釈を行っている。大乗仏教般若思想を説いた経典で、般若経の1つともされ、そして僅か300字足らずの本文に大乗仏教の心髄が説かれているとされ、複数の宗派において読誦経典の一つとして広く用いられている。

というわけで、ゆっくりと、少しづつ理解していってみよう。楽しみだ。仏教って仏さまという物体の偶像に向かって願いや祈りで利益がある的な適当すぎる印象をもってたから、そうじゃなくってこれ、自然哲学なんじゃないか、と思ってるんだよ。人はもちろん、自然・世界を含めてのね。

いや~ あらゆることからFreeになるカギがあるような気配だよね~ いいね、仏教。

くり返し読みたい般若心経

くり返し読みたい般若心経

 

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>追伸 2019.6.22

一回目読了~ 大文字でやさしく解説、日本画も挿入されてていいね。老眼鏡なしで読めます(笑)仏教の言葉だけど、やっぱり自然科学(哲学)といっていいよね。読んでて、遠くで光る夜空の星を見上げてちっぽけな存在だと感じたり、星の光は何年もの過去の光を今観てるというリアル(現在が過去でできてるってこと)だったり、自然って何だ?ってことを想起しちゃうし、たぶん内容は等しいよ。そんでこれは万物は流転してるっていうギリシャ哲学に繋がっちゃう。昔から「諸行無常」を何とか文章にしてきたんだろうと思う。

とりあえずね、「祇園精舎の鐘の声・・・諸行無常・・・盛者必衰・・・かたわらに塵のごとし(平家物語)」は

=「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えて結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖と、またかくの如し。(方丈記)」だし、

=「色即是空」の「空」だね。やっぱり。スッキリ~。きっと山ほどこの引用を変化させた文章があるんだろうと思うよ。

 

 ・・・で、どうしたらいいの?という問い(古来からある根本的な問い)についての仏教の回答(智慧=知恵)が書いてあります。読んでみたくなったでしょ(笑)