迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

サーフ&ハイク2014まとめ

こないだの40日間の旅をまとめないとね・・・。楽しかったし、そんなんまったく必要無いんじゃないかと思ったりするけど(ただまとめたくないだけw。言葉にする能力も総括する能力も足りない、、。)、だけど、ここをご覧頂いた各位にはご心配をかけてるし、ブログ書いちゃってる訳だし、逃げれねぇー(汗)


では、一応やってみよー。まずはデータから。

<サーフ&ハイク 2014概要>

  • 内容:単独、車に山道具1式・テント・サーフボード2枚積んで放浪
  • 期間:8月6日〜9月14日 40日間 
  • 経路:福岡〜北海道周遊〜北アルプス〜福岡
  • 距離:8,580km (98%一般道利用)
  • 燃費:14.3km/L (スバル・アウトバック、燃費計)
  • 総費用:約393,000円 

ガソリン代:約100,000円、オイル交換:1回 約7,000円、宿泊費:約138,000円、食費:約90,000円 1日辺り≒2,250円 コン ビニ約70% ロープウェイ・フェリー・ランドリー・備品・高速代・山装備など約58,000円

  • 登山:大雪山(旭岳・美瑛岳・十勝岳)、利尻岳、八甲田山、白神岳、鳥海山、月山、北アルプス(燕岳・白馬岳)礼文島
  • サーフ:遊佐町(秋田)、恵山X2・とどほっけ・イタンキ岬(北海道)・新潟(一瞬w)*全般的に波はなく、特にオホーツク沿岸は湖のよう
  • 景勝地:知床五湖、摩周湖、オンネトー、阿寒湖、屈斜路湖、クッチャロ湖、釧路湿原、支笏湖、然別湖、洞爺湖、然別湖、恐山


で、旅をやりながら思ったことはメモするようにしてました。絶対忘れるから。今、メモを見なおしてみると何故ゆえそう思ったか、ハイになってたり、記憶が定かではないんだけど、そのままのタイトルに思い返しながら解釈を入れてみた。

‐なんで山登りするのか
よくさー、何で山に登るのか?って問いにね→そこに山があるから、みたいな禅問答のような回答だったりするんだけど、これには解答でました(笑) オレの場合は「まだ見ぬ景色が見たいから」です。100%表現出来てる。あの山に登るとどんな景色が見えるのか、興味ありすぎて。頂上からの風景だけじゃなく、途中の景色も含めてです。まず外観みて妄想、そして地図、登山口、途中、頂上とずーっとワンダーランド。100名山全踏破みたいな登ったぜタイトルが目標じゃないんですよね。


‐理由がなければ旅は終わらない
何か理由がないと物事は終わらない、と思った。今回は捻挫して山登りも波乗りもできなくなった。何か明らかな断念する理由がないと旅は終わらないと思う。たまたま捻挫だったわけだけど。・・・何言ってるの?って感じかもだけど、何か始めるのも終わるのも具体的な理由がある気がしたんだよね。


‐人に話かける
とにかくそこらの人に話しかけるようにしてみた。普段は結構人見知りなんだけど、山ではみんな気軽によく話しするので、どこでも山状態で話しかけてた。機会を逃すともうその人と二度と会うことはないしね。山ではいつもの通り、かなり情報収集が出来た。が、街では不審がられる気配もあり山のようには行かないね。アロハ+短パン+ビーサンなので仕方なしかも(笑)印象に残ったのは、十勝岳で会った熊本出身の千歳の陸上自衛隊(多分幹部だね)の方。出身地が近いこともあり一緒に話しながら登ってた。オレが退職してここへ来たんですよと言ったら「それはそれができるって環境だってこと。周りに感謝して下さい」という言葉。理屈的には理解してるけど、実際言われると心に響く。


‐50歳以上のキャリアはサバイバル力
普通はキャリアって言えばさ職歴のことだと思うんだけどね、50歳以降はそういうキャリアよりも、なんていうか、生きる力みたいのの経験を積むのが大事なキャリアんじゃないかと。仕事の肩書や出世なんかは40代までのモチベーションで、死を視野に入れたらもはや意味のないもの。50代からは応急処置とか野営とかの基本的な技術もだけど、希望を持てる力だったり、自分を盲信できる力だったり。日々を楽しむ力かな。身体を健康にする意思力だったり、苦境をいい方向に持ってけるメンタルな部分。海・山だから余計にそう思ったのかもだけど、そういうサバイバルするための活力を蓄えるのがキャリアだと思う。これは机上の本だけじゃ無理で、場数踏むしかないと思う。


‐年齢を忘れて行動してる
そもそもこの旅で年齢を明かす必要が無かった。聞かれもしないし、宿泊のリストも年齢書かないし。登山届けくらいだね、書いたの。(遭難に備え)周りから何歳に見えてるか?は聞かないし、まったく不明。たまに九州ナンバーの車みて「にーちゃんは若いから」と言われたけど、皆さん年上の御仁でわかってないよ(笑)だから、ほぼ30歳くらいの気分でずーっと周って行動してたんだよね。もう相手から別にどう映るのかさえ意識してないね。男同士はほんと大丈夫。若くても年上でも。話すには清潔感が大事だと思ってヒゲはほぼ毎日剃ってた。女性は年上を除き微妙でその人次第。


‐人の意見はよく覚えておく
旅人同士の、こんな一期一会で話してるとかなり本音で話してる。日常の関係性がないからね。素直にへーとか、相談したりとか。素直なやりとりが可能なのは凄いと思うよ。普段周りが言わないことに切り込んでくれる。だから根本的なことを話してる。名前も聞かず「またどこかで」って別れるんだけど、お互いこのままもう会わないだろうと感じてるから、できるだけ本音の話をしたいと思ってるのかも。単独の旅行者から一人は寂しいよーと言われたら、心にのこるよね、例えば。


‐美しいものが見え出した
よくね、花とかを撮影してる人が居るでしょう?今までなんで花を撮るのか、正直解らなかった。それが見え出してきた。もう葉っぱや樹の枝(特に若葉や芽)見るだけで、美しいと感じるようになった。海や山だと一層引き立って見えるから際立ってる。自分でも不思議だよ。虫も殺さずに掴んで投げたりしだしたし。これは旅の以前に、50歳越えてから死ぬことを意識に入れて考えるようになったからだろうと思う。目から1枚スクリーンとれた感じ。同じ景色でも若い人には感じられない、世界がまだ永遠だっていう感覚と限りがあると自覚してるでは景色も違う。切なさ、儚さを感じながら見るから感度が良くなってる。


‐物事を好き嫌いで分けて、好きなことだけをやってみたい
もう50歳超えたら、仕事の場面でも可能な限り素直な感覚で行く。お金の多寡じゃなくてさ、好きかどやうかで決めちゃっていい世代に入ってるよ。もはや、話しあわせて無理してお金をGetするみたいなことをやってる場合じゃないと思う。もちろん全部は無理かもだけど。可能な限りね。誘われても気乗りしないならNOと言うべき世代ですよ。いや、言っていい世代かな。お金に追われて困ってるなら仕方ないかもだけれど。


‐旅は格好の思案の場
毎日素晴らしい景色を観て、風を感じ、森林の匂いをかいでるとどんどん心の垢が落ちていく。かなり素直な感覚になり物事を考えることが出来る。数日じゃ無理かもだけどね。街に居ると情報過多なのか邪念も多く、やりたいことも見失いがちだよ。山と同じで道迷いする。自分の正確な位置を把握するのとこれから行く方向を定めるのに山旅は良いと思う。大きな決断するなら旅はもってこいだと思うよ。遍路さんも一緒だと思う。そんで知らない人と他愛のない話をしている時なんかが結構ぐっと来る可能性高い気がするよ。だからキャラ変わったね?ってくらい話したほうがよいかな。折角なにかが生まれやすい状況だから。


・・・・あと8個もメモがあるよー(汗)疲れてきたので後日追って!! ・・・と思ったけど残りのメモの内容がヒドくてね(キャンパー買おうとか)、2個だけ最後に追加させて頂き更新、旅メモは終わりです(失礼)  ちなみ旅に出たワケ→Day 36 旅を始めたワケ - 迷わず行こうよ、行けばわかるさ


旅の感想:今回の40日はプチ旅ッて感じで全く問題なしだったので、状況が整えば今回の経験も生かし次回(2015夏)は2〜3ヶ月の中期トリップ(expedition 2)をやろうと思います。さらに何か発見する気がします。映画の予告編じゃないけどさ、結局この旅は序章にしか過ぎなかった(笑) そんで81のオヤジもやるなら今のうちぞって。(感謝) 60になると1回ガタっと来るらしいから。