迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

ミッシング・ワーカー

ミッシング・ワーカー 聞き慣れないことば。TV観てたら偶然NHKの番組をみた。その番組の内容を引用すると、

今、働き盛りのはずの40代・50代に異変が起きている。長期間、働けずにいる労働者が急増しているのだ。彼らは求職活動をしていないため、雇用統計の「失業者」に反映されず、労働市場から“消えた”状態だ。こうした人は先進各国でも増加し、欧米の社会学者は「ミッシング・ワーカー」として問題視している。日本では、40代・50代の「失業者」の数は72万人。一方、専門家の推計で「ミッシング・ワーカー」は103万人に上る。背景には、非正規労働の急増がある。非正規労働者は転職を繰り返すうちに、低賃金かつ劣悪な仕事しかなくなり、転職に失敗すると、八方ふさがりの状況に陥る。中高年になると病気や親の介護など、様々なことから転職につまずき、その結果、労働市場から排除された状態が長く続き、「ミッシング・ワーカー」となってしまうのだ。さらに深刻なのは、独身中高年が増えていることだ。40代・50代の独身中高年は、650万人。親の年金などに依存していると「消えた労働者」の問題が見えにくく、支援が行き届かないまま事態が深刻化するケースが続出している。番組では、「ミッシング・ワーカー」の実態に密着ルポで迫るとともに、解決の糸口を探る。」
(情報元→
NHKスペシャル | ミッシングワーカー働くことをあきらめて・・・)

 

 


思わず見入ったよ。ひとごとじゃない。親の介護を考え始めるとこの感覚になっていくの、よく分かる。今、うちはオヤジと2人で多少物忘れひどいけど大丈夫。2年前は母が肢体の自由が利かなかったので、1年以上フルタイムで介護したんだよね。悲しくもあるんだけどそんなに一緒にいたこともなく楽しかったが、定時の仕事(バイトとか)は精神的にも余裕なく、毎日どうなるかわからないから、できない状態だったんだよね。

だから、いっこ間違えちゃうとミッシング化するのよく理解できる。一度社会を離れるともう一度社会にもどるのはかなり大変だった。よく考えてみればわかるけど、50代にして新しい職場、新しい人間関係と悪化する労働環境(田舎は特にね)。 なので親の介護はめちゃめちゃ大きな壁だよね。長男長女はかなり大変。金銭的・精神的に負担少なく介護をするにはどうしたら良いのだろうね。そう思うよ。
 

 残念ながら番組はUPされてないね。いかに介護者が健全な生活を確保するか。施設にお願いすれば精神的にしんどかったり(本人が進んで希望してくれるなら良いかもしれない)、お金もかかるし。でもほんと仕事と介護の両立は難しいよね。実感してるところです。