迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

隣にアパート建設中-2

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隣にアパート建設中のVol2です。隣の家、庭の木々や塀も撤去されすっかり更地になりました。ここは昔、祖母のお兄さんの家だった。ついに家とともに子供時代の想い出も消失です(寂)まぁ時の流れだから仕方ないけどね・・・。(右の家屋がウチです)

 

で、前回も書いたけど、こんな場所でアパート建てるのがやっぱ信じ難い。それでもう一度、市内の人口増減なんかを表にしてみた。そうするとこんな感じ↓

 

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上記が1995年から現在までの実績、そして2025年までの推計。(データ元:第4次柳川市高齢者保健福祉計画) 1995年から30年で人口が24%減少。そして65歳以上だけが増加していく。どう考えてもこの傾向は続く。こんな状況のなか、ここにアパートを建てるってのはどうにもやっぱり理解に苦しむ。戸建てに住んでる65歳以上の人が小さくて快適であろう賃貸アパート住む可能性があるのは解るけど、その子どもたちがここで結婚し近くのアパートに住むってのもこれからは増えないよね。だって対象の労働人口は減っていくわけだから。

 

マイナス金利政策で借り入れ金利が安く融資を受けやすいのはわかるどね、建物代、数千万(多分3~4千万とか)の投資を今ここにするのか?って話。相続税対策なのは理解できるけけど、他の方法があるんじゃないの?って。それもググってみると30年返済とかのプランだ。30年先は今の傾向でいくとほぼ人口は半減だよ?金利は今は安いけど、かならず上がっていくだろうし。どうしてGOしちゃうのだろう。

 

ひょっとして土地の価格が下がらずに、または上昇の推移してるのか・・・? 調べて表にしてみたら

 

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1995年の22万1,756円/坪をピークに毎年下がりつづけ→2016年は9万3,168円。つまり58%値下がりし1995年の42%なのだ。直近では2015→2016年だけで2.08%下落してる。当然今後も2%前後でさがり続けると考えるのが妥当。(引用元:柳川市の公示地価・基準地価マップ・坪単価

 

やっぱりだよね。人口は減り続けるうえに土地の価格も下がり続ける。地元で商売するのも段々と先細っていく傾向にあるし企業も増えていかないだろう。高齢化だけが伸びていく。つまり余程でないとこの地に移って家を買って住もうとは思えない(川下りや水路脇の散歩道は大好きでオレは住みたいけど)。これはここだけじゃなくて多くの地方は同じだって想像できる。IT主力・低コストで「新しいことやるから心配ないもんね」と事業起こすににはチャンスだけど、そういう人や能力は都市部に居る。AIの進化やICTの加速発展第2段なタイミングなのにね。(ご参照→ワーク・シフト 

 

土地活用は当然よいと思うのだけれど、投資や相続税対策でアパート・マンションを建てみるかって融資を受けてアパート建設を考えてる人、10年家賃保証とかあってもそれ以降は全くわからない。もう一度考えてみてはどうかなと思うよ、マジ。