迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

若い人の消費離れ

前に何で若い人は車に興味なくなったのだろうを書いた。そんでいくつか通りがかりの方からご意見頂いて、やっぱ無駄にカネかかって面倒だってことで納得してた。車代・駐車場・保険料・事故のリスク等などね。都市部はクルマ無くても生活できるし、田舎での車はデザインより燃費のよく言う”コスパ”で決まってるんでしょう。(コスパ←なんでこの言葉だけ昭和なのか?) 


ゆとり世代とよばれる若い人たちはオレら昭和世代と違って冷静なんだよね。大人っていうか。デフレ下の現在、すでに世の中には高品質で低価格なモノやサービスが揃っていて、あえて高額でリスクのあるものを抱える必要がない状態。例えばユニクロでいいよね、ってなる。充分に高品質。そこにあえて3〜4倍するブランド品を買う価値を見いだせるかどうか。そして昔と違って商品やサービスの比較検討もすぐにできるからね。 (ちなみにオレらの世代は、良い品物=高い=長持ちっていう図式だった。安い=低級品で長持ちしないだった)


じゃ何に興味があって何にお金をつかうのだろう?・・・と思ってたら、面白い記事を発見した。引用すると、

1.「おつきあい消費」

「男子会」「女子会」でのカフェの集まりや飲み会への参加。いろいろなグループと満遍なく、ちょこちょことつながるために、回数多く細かく消費しています。


2.「いいね!消費」「思い出消費」

SNS上で「いいね!」をもらうために、わざわざ高尾山を登山して友達との写真をアップしたり、みんなで思い出を作るために熱海へ小旅行したり。「モノよりコト、楽しい体験」を重視し、そのための消費はいといません。


3.「ネタ消費」

「友達にウケるため」あるいは「笑いをとるため」に、人が行かないような場所へわざわざ出掛けて写真をアップしたりする。すべての前提は、ソーシャルメディア上でのシェアと友達の反応です。


これら3つのように、SNSによって構築された人間関係を円滑にし、メンテナンスするための「SNS消費」が圧倒的に目立つのです。20代には20代の「事情」があり、彼ら彼女らはその価値観に基づき、おカネを遣っているわけです。(引用元 東洋経済


2.の「思い出消費」はいいと思う。SNSでのイイね消費とネタ消費はちと疑問ではあるけど、なるほど〜。SNS(スマホ)がもはや道具の域を越えて脳の一部、記憶保管場所となってつながってる感じだよね。この衝動は長く続かないもののオレにも多少あるので理解できるけど、お金を使う大半の目的がSNSだっていうのは、怖ろしい感じがする。そこまでSNSに頼った人間関係で良いのか〜って。


こういうのもあった→シュミレーション消費。ふ〜ん、でもシュミレーションして満足するって言うのかなぁ? 物やサービスを購入想定して自分や周りのシュミレーションし、その結果面白そうならリアルに向かうってことかな。そうだとすれば、すげぇ石橋叩いてるな〜  そういうことなのかもしれないね。


そんな事考えてたら、TVで流れてる、たけしさんがCMで言ってる言葉にハッとする。なんか昭和な言い方なんだけど新しい。閉塞した雰囲気に飲まれてるんじゃないかって。同感!

こんな時代にバカをやる。それ自体に意味はない。叩かれて、叱られるだけだ。でもオレ達はバカをやる。それは時代を変えるためじゃない。時代にテメェを変えられないためだ。今だ、バカやろう! CRAZY makes the FUTURE. (→カップヌードルCM


>2017.1.15 PS 今頃だけど追記。考えてみたら、先が見えなすぎて不安が大きいんだよね。だからお金も車なんかに使ってられないし、結婚だってできそうにもない。多分これからの経済情勢とその気分感によるのだと思う。