迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

父ちゃんと2人旅シリーズ1 沖縄慰霊の旅


沖縄平和祈念公園にて)


8.31-9.2 父親と沖縄戦の勉強と慰霊に行ってきました。オレは2回なんだけど、父親がまだ行ってなかったので。沖縄の地上戦では多くの一般市民を含め20数万人の方々が犠牲になりました。1945年3月当時父親は12歳。情報はまったく伝わっていなくて柳川で爆撃機が上空を通過するのを見ていたとのこと。そして少し上の多くの方々が鹿児島から特攻にでていた時代なのだ。(なお現天皇は父親の1つ年下である)


ちょうど行きの飛行機が鹿児島→沖縄に向けて進んだので、父親は知覧を出た特攻隊の方々と同じコースを飛んでいる、この辺りでどんどん撃ち落とされた。沖縄に座礁してでも沖縄を守るとの海上特攻の命を受けた戦艦大和の沈没もこのあたりだ。と感慨深い様子だった。


訪問したところ
沖縄県平和祈念公園
ひめゆりの塔
白梅の塔
旧海軍司令部後
対馬丸記念館


どこで話を見聞きしても悲しくせつない。若い子たちも証言映像を泣きながらみてたよ。・・・思うにね、琉球国の時代から日本(ヤマト)や薩摩の支配を受け揺れ、地上戦で20数万の犠牲者をだした沖縄は特殊。戦史を振り返ると日本(本土)防衛のために戦って散った方々なのだ。そう思うとその苦労と惨劇に言葉もない。だから沖縄の問題(基地問題など)を本土のオレらがどうこう言うもの果たして良いのか?と感じるよ。現地の方々の想いや重たい過去があるから。少なくともオレは個人的な意見で沖縄の政治批判しないようにしています。オヤジもそうするそうです。「何も言えないよ、オレ達には」とのこと。


沖縄=ハワイのような南国でリゾート地なんだけどね、リゾートでお金を落とすことが地域の発展につながってるのは良くわかるんだけどね、歴史があるからどうしても素直に喜べない部分もあるんだよね。いつも。きっと住んでも同じように複雑なんだと思う。もちろんかっての日本軍自体を賞賛してるわけでなはく、米軍にも多数の死傷者だし、双方にとって戦争はなんだったのか?ということがベースなんだけどね。とにかく悲惨。ひとつボタンを掛け間違えるとこうなってしまうのが歴史の証明でもあるよね。


沖縄慰霊の旅に来てよかったとのこと。日本人なら行くべき場所だよねと意見が一致。次の慰霊の旅は鹿児島の知覧特攻平和記念会館海上自衛隊鹿屋航空基地に行きます。涙無くして神風特攻隊の戦史は見れないことでしょう。