迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

マインドワンダリングとマインドフルネス

こないだ観たNHKスペシャルキラーストレス。ストレスの発生過程や抑制方法など、とても為になった。その話の中で、「人は常時50%も現在のことを考えておらず、過去や未来を考えている」のだそうだ。この状態をマインドワンダリング(心の迷走)と呼ぶらしい。ワンダリングなんて何だか楽しそうな言葉なんだけど(英語のイメージは放浪やDreamingみたいなプラスの感じ)、この場合は起こったことをいつまでも反省したり、明日も起こるのではないか?と心配することにより、ずーっとストレスがかかった状態になるとのこと。うつ病傾向のある方はこの傾向が強いようです。


50%が現在のことで50%が過去や未来のことを考えてるんだね。そうなんだねぇ。この心の迷走にはマインドワンダリングによるプラス効果もあるようなので一概には悪いことばっかりではないみたいだけど、目の前の現在に生きたほうが良いよね。仕事中考え事してさばけないより集中して遂行したほうが良いよね。


・・・で、その迷走状態から現実モードになるための手段として「マインドフルネス」っていうのが紹介されてた。番組では背筋を伸ばして目を閉じ、頸や肩の力を抜き自分の呼吸に集中して肺の拡がりや空気の流れを意識する。これを10分程度するだけ。ん?コレって座禅と一緒じゃんね。番組でも宗教性を排除した座禅だって言ってた。何か過去のことなど雑多なことが出てきたらそれを排除して肺や息の流れに集中するんだって。


さっそく番組終了後にやってみた。そんで発見した。・・・あれ、これ、けっこうやってるって。サーフィンの時や山にテント張って泊まる時とか。自然に調和したいなと思う時。あとサウナや温泉に入ってる時。なんだーやってるじゃん(笑)私の場合は、吸う時に自然の力みたいなものを吸って、吐く時に身体の中の邪気を出すイメージです。ただ10分もやってなかったから、毎日10分寝る前にやるようにしようと思います。簡単なことだと思うんだけど、学会まであるよう→日本マインドフルネス学会 公式サイト


・・・てかね、波乗りや山登りでこの感じをずっと経験してる気がするから、海や山に行ったらいーんじゃないの?って思った。世間ではスポーツのカテゴリーに置かれてるけど、以前から書いてるとおり波乗りも山登りも自然との一体化を感じるなんていうか、身体と心が自然に溶け込んでるというか、かなり心地よい状態で大げさに言うなら地球と繋がった感覚になるんだよね。目の前の波や山の状態しか見ず何も考えてない。すーっと自然に深呼吸したりする。大きい波や急坂を行くときは緊張してスポーツっぽいけど、それ以外はスポーツじゃなくてリラクゼーションなんだよね。修行って感じもあるので、きっとマインドフルネスと同じだと思うよ。きっとヨガなんかも一緒じゃないかな。


ということは、家で波乗りや山登りみたいな感じになれるってことだね、マインドフルネス(宗教性なしの座禅)で。おととしやった40日間サーフ&ハイクの旅なんて、完全にマインドフルネスの旅だったってことじゃんね。知らない山、知らないビーチの放浪でほんと毎日が瞑想だった気がする。なんだー実践してるんじゃん?


一冊くらい本を読んだら、さっさと自然に向かいましょう〜 その方が早いよw てか、まだスポーツとして考えられてる側面が大きい波乗りと山登り、サーフ&ハイクをセットにしてマインドフルネスのガイドを仕事にして山の中に住もうかな。すぐこんなこと考えちゃう。浅ましいかぎり(笑)


とりあえず1冊読んでみます。感想は後日。