迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

在宅ケア→再入院

母の経過です。在宅医療に体制移行した先々週。2週間後の昨日、また寝苦しい状態となりベッドとソファーを往復移動、眠れない日々を繰り返す状態になりました。また胸水が溜まった様子かなと思い、訪問看護師さんに相談して胸の状態を把握すべく病院へ行くことにしました。(前回の胸膜癒着術では予定の太さの管が入らず細い管で胸水の排出するだけに終わっていた)


病院でレントゲン撮影後、やはり胸水が確認でき右側の肺が圧迫されて陰が薄くなっていた。それでそのまま再入院となりました。介護担当のケアマネジャーさんと訪問看護師さんに入院を連絡。病院にてガン専任の看護師さん、施術の先生と緩和ケアを含めた今後の治療を相談することに。


最初はオレだけ呼ばれたんだけど、この判断は母の人生の大事な岐路であるので本人の意思を尊重したく(本人の希望で自分の病状を知って納得したい、本人にインフォームド・コンセントの方針)同席させたいと申し出て母含め家族で参加。よくあるんだけど、オレだけあとで呼ばれたりするんだよね。ウチの場合は判断力が正常にある状態なので病状や今後を共に考える方向なので不要なんだけどね。(そうでないご家族も多々あると思う)先生も家族ごとに状況違うだろうから大変だよね。


胸水が片肺に圧をかけた状態での治療の選択肢は、胸水をこのままで様子を観察する(片肺でも呼吸可能である、個々のケースによる)、それともう一度胸膜癒着術を行い胸水の貯留するスペースを無くす。の2つ。最初のこのままで観察するのは、より緩和ケア(病気の根治を目指す施術を行わず自痛みや苦しみを抑える)の方向。後者は、その前段階として肺の状態を良くしておく施術。緩和ケアはガン発症からガンと共生するという発想なんだけれども、緩和ケア(ホスピス)の病棟に入ると痛みや苦痛の除去は当然行うけれど、治癒のための手術・施術を原則行わないようになるようですので、ここには判断が必要です。


母はこれ以上肺ガンの治療は行わなず、痛みや苦しみを除去の緩和ケアと決めています(放射線治療済、抗ガン剤は行わない)。そして今回の相談でも何を一番大事にするか?は、「出来るだけ家で過ごしたい」でした。従って2度めで苦痛もあるのですが、明日(もう今日だね)再度の胸膜癒着施術をお願いすることとなりました。うまく行けば胸水が貯まらないようになるので在宅の可能性がより高まります。うまく行って欲しいですね。そうするとまた在宅看護に体制移行ができるね。


やっぱり大変だけど(深夜に呼び出しで起きたり)家に帰ってきて欲しい。入院したら楽だと思われるかも知れませんが、入院してみると様子を見に何回も病院に行くことになったり、病室が可哀想に思えて長居したりとこちらの身体的にも苦しく、在宅のほうが身体も心の不安度としては安心です。(痛みが厳しくなると在宅ではかなり困難と看護師さんから言われているが) オレも多少動揺して浮き沈みの精神状態ですが、本人はもっとそうだと思うから、頑張ろうと思います。・・・というか、やれることをやるしか無いよね。(この気持は熊本地震の被災支援ともシンクロしてる)