迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

今後は耐震もしくは免震住宅に

一昨日からの熊本地震で判ったこと。今までは九州(福岡県南部)で住宅を考えるのに台風対策のみで良かった。しかし今までにない規模・強さの地震を経験して、今後は住宅を考えるにあたって耐震もしくは免震であること、ということが必要になった。今までとはもう違うのです。ウチも全体の半分は比較的新しい某国内メーカーだけどあと半分は従来の家屋、危なくてとても住もうとは思えません。(このまま荷物部屋扱いか・・・)


オレが住んでる柳川は古い町並みとクリークがマッチした古民家のような佇まいを売りにすべきなと思っていたんだけどね、観光業がベースの街だから。残念ながらそうも行かなくなったね。とにかく地震と台風に強い住宅。できれば木造の日本家屋の雰囲気を保ちつつ。きっとそういう方向になっていくのでしょう。長年続いた九州地区の家屋スタンダードにひとつの大きな変革が来たと思われます。かなりの率で住宅を補強・改修せねばならないから。情緒ある古い民家、ノスタルジックな遺産も無くなっていくのだろう。(ちなみに、震度7を耐震基準としてるようですが、2回連続の震度7想定は無いとのこと。今回の連続震度7は想定外)


そして今現在避難してる方の大半は一時避難ではない。今までの洪水や台風の避難と違って、いつまた地震が来るかわからないから戻れない。今までと決定的に違うのだ。(将来も再度被災する可能性があるから同じ場所に再建すべきでないと思う) 今後、安心して生活する場所が必要です。被災の方々は移住を考えねばならなくなったんだと思います。が、すぐに知らない土地で事みつかるわけではないから容易じゃない。熊本の方々(中央区の親戚含め)は地元愛強いし心情的に相当シンドイことだと思います。数万人規模(耐震不安な住まいの方入れると数十万か)です。もはや福島で避難したかたよりもかなり大規模ではないかと思います。これはもう国の危機です。間違いなく政治の役割だと思います。何とか策を出して欲しい。


そして改築や移住その他でかなりの資金が必要になる。資金の問題もマイナス金利の時代なんだから災害復興住宅融資も無利子で簡易に貸し出す、仕事ができない人の住宅ローンは数年単位で期間猶予するとか素人のオレでもすぐに思いつきます。ともあれまずは一番重要な住宅の問題、難題ですが国に期待するしか無い。本当に、本当にいまこそが政治の決断の時なんじゃないかと思う。


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