迷わず行こうよ、行けばわかるさ

転職、放浪、介護、何でも経験しなけりゃわからない。まわり道でも行ってみたい。そんな感じの人生です・・・

日本でリタイアは難しい

最近、リタイヤなんて現実的にはとっても無理だと感じてる。50代の周りをみまわすと、ごく一部の方を除いてどこの家庭も子育て最中だったり、やっと20になって子供が就職してまだ色々とお金もかかるし、、、と20代と何も変わらないままの様相なのだ。とてもリタイアなんて発想にない模様。(後述するけど、自分だけリタイアしてもダメなのだ)

 

しかも、60~65歳の退職後の予定も無い様子なのだ。そのうち考えよーみたいな感じ。(オレも思案ちうで人のこと言えないが)現在の年金では退職金もらっても必ず働くことになるのに無計画はマズイよね。ここ2年のセミリタイアの経験からして、お伝えしておきたいのは、資格がない職種だったり手に職の無い人は、突然サラリーマンで偉かった人でも時給800円(都心部で1000円)のアルバイトになっちゃう超ハードランディングの世界になる可能性が高いっていうこと。退職後75歳くらいまで働きたいということに備えるのは40代で手をつけ始めないとかなと思う。退職後事業をやるのか、特定の資格をとったりするなど準備しなければいけないね。何しろ人生8~90年の世界になってるのに、人生6~70年っていう昭和のマインドなんだと思う。10年位遊んでたら終わるなっていう。

 

仕事の話はまた別の機会にして、リタイアに話を戻すと、どうも皆さん、仕事をすること=人生=金を稼ぐっていう構図。間違ってるわけじゃないけど、オレ、若い頃から週の大半5~6日を仕事のみに費やす生活はどうなのだろうか?週にそんだけ働くのなら好きなことを仕事にするしかないよねと考えてた。今でもそう思ってる。でも今頃になってだけど、世の中の大勢はどうも自分の時間(=人生)を換金する感覚で良しとしてる様子なのだと理解したのだ。(お金が必要なのはよくわかる。だけど、どうしてもその感覚になれないのだ、天然といわれる理由だと思う。友人によるとそんなこと実現してるのは全体の2割くらいだという)

 

こういう現実社会においてね、現在セミリタイヤと呼べる状況で、リタイアや人生の夏休みについて書いてきたから、さらに現実に照らし合わせて、リタイアや人生の夏休みが一般的に可能なのかどうかをまとめなおしといた方が良いと思った。自分の為にも。前回書いた内容と重複してるのだけど、ランダムだったのでいちおう箇条書きにし直した。

 

まずリタイアに必要なものを考えると、大きくわけて ①資金 ②仲間 ③社会との交流 の3点がマストです。それとそれにくわえて④タイミング。

 

①活動資金の問題

資金さえあればそのまま自由な生活に突入できるように感じるけど、だが実はそうでもない。持ってるお金が減っていくだけだとマインドや行動・発想が矮小しお金が使えなくなってくる。友達との交流も増えない。リゾートに泊まるの高くて悩んじゃったりしてこれってリタイア?ってなる。(数億円あって一生つかえきれないぞっていう人ならOKかも)従って、元気にお金を使い回せるようキャッシュフローを生み出さねばならない。毎月の生活費や交遊費になるような収入。つまり、働き続ける必要があるのだ。(この意味で正確にはリタイアではなくセミリタイアと呼ぶべきだよね)

 

②気の合う相棒

そして資金と同じ位、いやそれ以上に大事なのが相棒。一人でリタイアしても楽しいのは数ヶ月。友達と行動するのと比べると面白みが半減。他の皆さんは働いてることが多いからなかなか一緒にリゾート行けたりしない。なのでパートナーの奥さん(夫)か仲の良いリタイヤしてる友達が必要。しかも趣味の合った人である必要がある。オレの場合、海や山で過ごすからアウトドア嫌いな友人だと厳しい。経験は共有することで昇華して良い思い出となるのだ。(念願の、車にサーフボードと登山道具積んで日本縦断したりしたけど2ヶ月弱で満足、てかあまりに周りの人と感覚を共有できず、こんなもんでいいかな感がくる)

 

③社会とのつながり

社会と断絶してリタイアすると人間関係が矮小なままで収束してしまう。サラリーマン時代に自動でくっついてた同僚さん方は退職と同時にそれぞれの道に進み交流は激減します。おそらく大半が子供を育てるなどでそのまま働くので、バカンス~なリタイヤ組はかなり少数。その数少ないリタイア方向の方々と積極的に交流をもたねばならない。先にも書いたけど、経験の共有化で初めて素晴らしい記憶となるのだ。ここにも働くことで人間関係が始まるから、働く意義がある。投資や不動産による収入はOKだけど、それは資金の話であって、そこに新しい交流や友人関係は生まれず、ボランティアや社会と関わる必要が出てくる。山登り大好きであっちこっち行ってるけど、少なくともオレは単独で山籠り生活は出来そうにもない。(単独テント泊は非日常だから楽しいのだ、と今頃わかってきた)

 

以上①~③を通して考えると、イメージに合ったような「完全にリタイア」ではなく、働らき方を変えたり、仕事の量を減らしたりのセミリタイアのスタイルとなるよね。ITを駆使して場所をえらばぬノマド系の仕事をするのは、すごく自由感にあふれるけど、書いてるように①の資金には良いが、③には適さない。ノマドだけだと孤立化していくのでリアルな市場で何か売るとか、ボランティアとかが必要。

 

④タイミング

それと考慮に入れておくべきは、そろそろ両親のケアが必ず起こることです。場合によっては仕事が出来なくなる状況もあり得ます。充分に予測して検討しておく必要があります。私の場合は介護(母)を人生の夏休みに併せて考えていたので専業で行いました。長い闘病で食事を行うのにも介助が必要だったからです。これはもはや仕事ですので、会社の業務と兼業できる場合とそうではない場合とあり得ると思います。家族構成(兄弟の有無など)や個人的な生き方の問題でもありますが。

 

以上が退職し、本格的リタイアを考える際に実際に検討する項目じゃないかと思います。私感では30歳くらいに計画を始めたほうがいいと思います。将来、リタイアを考えるのであれば、こういう感じになると思います。人生のスケジュールにリタイアいれるの大変なのかもしれないけれど、世界では当たり前だと考えてる人も多い。日本ではありえないでしょって一言で済まされそうだけど、若い内からめがけて進んでいけば到達できると思う。

 

前回書いた巨泉さんの「人生の選択」本の中に、人生は50歳からが本番なのであって、それまでは準備期間だと書いてあったんだよね。あぁ、そうだよなと思った。中古で格安になってるので、若い方に読んでもらえればと思うので、再度紹介しておきます。
 

巨泉―人生の選択 (黄金の濡れ落葉講座)

巨泉―人生の選択 (黄金の濡れ落葉講座)

 

 

 ・・・ここまで書いてから思ったこと。現在50代以上の世代はリタイアするなんて考える余裕があって、そういう伸びていく社会のお陰で幸せな夢をみれたってこと。(実現できなくても夢をみれること自体が幸せなのだと誰かが書いてた)現在じゃ人口は減っていくし、将来が見えにくくとてもリタイヤ発想するどこじゃないよね。正規社員になるのさえ大変な状況だし。思うように好きな仕事だけをやってこれたというのはとても有り難いことだったと振り返って思った。

 

30年前に比較してあきらかに不安定になったけど、その分、フリーランスなど自由度は増しているのは確か。インターネット・AIなど激変した20年。今の時代に適応できるか否かだねー。サバイバル(自分なりに生きる)&サバティカル(時々ドーンと休んで)がんばろーっと。