迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

「君の名は」



興行収入200億超えという快挙の映画。でも面白くなかったっていった友達が居たので、そうかもなぁ~と観に行ってなかった。・・・で、今日は映画の気分だったのでいちおう観ておくか~と109のレイトショーへ。

 

・・・めちゃ良い!!! 何が?って難しいんだけどね、噂だった風景描写の美しさは際立ってたね。ただ、東京と田舎の両方に住んでたからかも知れないけれど、実にリアルな感じが画面を通じて伝わってきた。アニメーションだって忘れてる瞬間もあった。いや、懐かしいのかもしれないね、オレにとっては。東京で学生やサラリーマンやってた頃を想い出して。

 

それに一瞬だけど昔の職場が新幹線の車窓から見えたり、舞台が住んだことある岐阜だったり。そして向かい合う電車同士ですれ違う描写。実は同じような経験をしたことがあるのだ、見たことも会ったこともないけど絶対コイツだと思い合ったことが。

 

当時、オレがある女性の元カレで向こうが今の彼氏。向こうはオレの写真を見たことがあるのだろう、一瞬だけ並走する品川駅あたりの山手線と京浜東北線で男同士で数秒間見合ったのだ。向こうの強烈な視線を感じ、「あぁ、この男はあの女性の彼だ」と悟った。わかったんだよね、何故か。

 

後日、その前の彼女に電車で今の彼氏と並走して見つめ合ったと思うと話したら、その彼がすぐにそう言ってたって。やっぱね、と思った。わかるんだよ、伝わるんだよ。あの視線で。「あんたたち、凄いね」とその子は言ってたよ。人間の感覚ってすごいなと思ったのを想いだした。

 

ともあれ、この映画が大ヒットして嬉しくほっとしたよ。この映画が受け入れられているという現在の日本の人たち、に安堵した。日本も大丈夫だなと思った。

 

おれみたいに東京で学生やサラリーマンした諸氏におすすめです。☆5!