迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

仕事の本質3

去年だか、仕事って寂しいからやるんじゃないか、って書いた。(→仕事の本質2)で、スイスの山旅から帰ってきてウチで日がな雑多なこと(賄いとか庭掃除とか)やってたらそう思った。日々誰かと会わないとやっぱいつもの両親と3人じゃ面白みに欠けるのだ。ちょっと思い切って楽しそうなフルタイムの仕事してみようかなといくつか外資の会社を受けてみた。そんで1社反応が良くて電話インタビューを受けた後、急にサラリーマンやるのはやっぱり無理だと思って辞退してしまった。先方の時間を潰してしまって申し訳ない・・・。しかし楽しそうな業務の会社ほど正社員でフルタイムの人生時間没入型なんだよね。まぁ、一般的には当たり前なのかもしれないけど。契約で半年更新とかいっそ業務委託とかの方がやる気になるし、いいんだけどね。


ま、採用する側の理論だからこっちが合わせ無けりゃいけないのはよくわかるけど。感覚的に、正社員になっちゃうと相応以上の責任を負うような感覚になって時間外つかなくたって関係なく成果をあげようとしちゃったりするお人良しだからやっぱ向いてないんだよね、正社員。やるならやってやるぜって感じになっちゃう。この年代の人達、けっこうそうだと思う。


話しそれてきたので戻そう。「仕事の本質=寂しいから」理論はやっぱそうじゃないかと思ってる。お金が必要だからってのがまずあって(段階1)、それをクリアすると好きな仕事をしてみる、とか高級な車とか買ったりして贅沢な暮らしをしてみたりたり、よりオプショナルなことをする(段階2)。けど、つまらないって理解し、次の第3段階へ。こうなってくるとお金も贅沢もふーんッて感じになる。そうすっとね、仕事に行くのは多種多様な人と交流したいから、ってなる。同僚だったりお客さんだったり。この1〜3段階を普段の会社員生活でごったにやってるから区別できてないんだけどね、きっと交流したい=寂しいから ってのが重要なんだよ。人間って生き物にとって。


仕事の本質

第1段階:生活費を稼ぐ
  ↓
第2段階:好きな仕事をしてみる、贅沢してみる
  ↓
第3段階:人と交流したい

  
なんじゃない? だからね、プチリタイアみたいな生活を何回もやってるとわかるんだけどね、会社リタイアをする際には、交流の断絶という一番ハードルが高いレベルのものがやって来るんですよ。リタイアするにあたって重要なのは老後の資金を貯めるよりなにより、交流できる人々が必要だってことです。趣味でも何でも。それまではただ会社に行くだけで人間関係が自動的にあるんだけど、会社を離れると自力で生み出して(過去の友人も自力に含まれる)、関係を積極的に継続していかねばならないのです。老後の資金が数億円あったって寂しさは埋まらないから、働いちゃったりするんです。もしくは大勢の人があつまる団体に複数入ったりする。お金に余裕あるほうがより時給に関係なく楽しさで選べて良いと思うけどね。


ま、そんなわけで、根本的(かつ最終的)なところでは、「人はきっと寂しいから働く」んだと思う。やっぱ。