迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

盆ですな

お盆ですねぇ。昨日は同級生と痛飲して二日酔い、今日は親戚の方々がこられてオレはお茶出し係。二日酔いで具合わるかったなー。ところで盆って「先祖が帰ってくる日」としてお迎えとお送りをするくらいしかわかってないけど、本当はどういうことなんだ? wikiによると、

仏教用語の「盂蘭盆」の省略形として「盆」(一般に「お盆」)と呼ばれる。盆とは文字どおり、本来は霊に対する供物を置く容器を意味するため、供物を供え祀られる精霊の呼称となり、盂蘭盆と混同されて習合したともいう説もある。


盆の明確な起源は分かっていないが、1年に2度、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事があった(1年が前半年と後半年の2年になっていた名残との説がある)が、初春のものが祖霊の年神として神格を強調されて正月の祭となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して、仏教の行事として行なわれるようになったといわれている。日本では8世紀ごろには、夏に祖先供養を行うという風習が確立されたと考えられている。地方や、佛教の宗派により行事の形態は異なる。

・・・途中で神仏融合したんだね。精霊と仏教。融合した様式が日本らしいね。もともとは仏教用語でウランバナ(盂蘭盆)というんだね。知らなかった。へえー だよね。「神様仏様」って慣用句になっちゃってるけど、こういうところのいい加減さ(おおらかさ)は日本の良いところじゃなかろうかね・・・と思いつつ、今頃(52歳)まで知らなくても平気だったちゅーのはねぇ・・・


時に、オレんちは一応、浄土真宗の檀家になって親父はなんか檀家の役員みたいのやってる(総代ではないらいい)んだけど、カタチだけでほぼ無宗教なんだよね。成仏して極楽浄土に行くって感じは何となくそう信じたいってぐらい。あくまで希望(笑) かといって先祖の供養をすることは大事だと感じてる。これって仏教とは関係なくって祖先の祖霊信仰、精霊になるって信仰だよね。いちばん身近に感じる信仰だね。(参考→第1章 先祖供養という宗教的慣習は、どのようにして成立したのか


で、俺んちはまた少し変わってて、両親ともに養父養母に育てられたので血縁の祖先が2代くらいしかわからないのだ。旧家の人たちは何十代もわかる家系図があったりするのだろうけど、ウチには無い。いちど書こうと思って聞いたりしたんだけど、両親の段階で血族的(生物的)譜系はわからなかった。これもきっとこの無宗教に繋がってる気がするんだよね。そんで両親がいつも言ってたのは「血縁より誰に世話になったか、育ててもらったか?」ってことだった。つまり血のつながりの価値がない、もしくは希薄な環境なんだよね。


だから先祖代々の云々・・・の発想がない。良いか悪いか、そうなのだ。これが結構自分の全体に影響を及ぼしてる気がするよ。血のつながりを大事にすることが社会的には普通だと思う(自分の子孫云々など)ので、社会からみたらその部分が欠落してるのかも知れない、って思うことがある。だから自分の産んだ子供とそうでない子供を区別するのも解せないんだよね。そういう血族の話を普通にされると「ウッ」と拒否反応が出るんだよね。黙ってるけど。(なので、話をするときには世の中にはいろんな背景に育った人がいることを認識して話してほしいんだよね。政治・宗教に加え、人と違いがあることを意識してほしい) 


オレ(んち)にとっては

誰に育ててもらったか 95 > 誰に産んでもらったか 5

だからと言って結婚していない(出来てない)のは、オレの不甲斐なさゆえなんだけどね(笑) なんか、盆にまた思い出したようになったなー。じーさん、ばーさん(育てと産みの8人)南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏