迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

Another Sky


(NTV AnotherSkyより)

先週末沖縄で風邪引いて以来、福岡に戻っても天気良くないし、寒いし何だかドヨ〜ンとしてた。外に出るとまた風邪ひきそうでメシも自炊したりしてインナーな感じだった。まずいなぁと思ってたんだけど、今日、日テレのAnother Skyを偶然観て、いきなり元気になった。相武紗季さんが28歳でアメリカに留学した頃のインタビューを交えた番組なんだけど、昔の自分を見るようで懐かしかったのだ。


オレ、日本の会社のサラリーマンになって、やっぱ海外行きたいなと思い24歳位から英語の再勉強を始めて28歳で退職し、外国人と共同生活したり外資系の航空会社やホテルで働いた。出張や休暇でハワイに行ったり個人旅行で海外に行ったりはしてたけど、仕事で長期アメリカに滞在したのは96年だから、相武紗季さんより年上の32歳の頃だった。自力で英語勉強してたり外国人と話すことも多かったので慣れてきてたんだけど、まだちゃんと”ブレーク”してなくてね。(突然問題なく話しだす、ブレークする瞬間があるのです。)このアメリカ滞在は英語でコミュニケーションがうまく取れない場面も相当あって、ほんと厳しい滞在だったのだ。しかも仕事で給料もらってるわけで。しかもオレは最年長、そしてオレ以外は全て留学組という環境で相当プレッシャー抱えてたんだよね、あの頃。毎日落ち込んでは酒のんでみたいな日々。


番組では相武さんがコミュニケーションで苦心するんだけど(海外に初めて滞在したら多分誰しもが通る道だね)、泣きそうになる感じとか、一言一言が手に取るように良く判るのだ。そして一生懸命になるんだけど、わからないものは判らない。・・・で地味に勉強しててもそれじゃーダメだったりするわけですね。リラックスして状況を楽しめるようにすることしか抜けだす道が無いっていう感じ。そう、本来の脳天気なまんまで良いんだけど、それがうまく出来ないんですよ。凹んじゃって。ほんと今日の番組は懐かしいあの頃の緊張感とてんぱり感を思い出させてくれて、有り難かった。解決法は前に進むように努力し続けるしか選択肢は無いっていうシンプルな事実を体感した。


日本にずーっといるとこの感覚(表現しずらいんだけど、人種も価値観も言葉も違う環境で何とか生活する術)を忘れがちになるんだよね。周りは価値観がかなり似通った日本人ばっかりで、どうしても影響を受けちゃうんよね。しかも田舎にいるから日本+保守的が合わさったりして、かなり間逆な世界観になったりする。体力落ちるとなりやすいねー。けっこうな脳天気なオレでも影響されるから、海外に住んだことが無いとさらに加速されちゃう感じがある。その意味ではあのアメリカ滞在はとても貴重だったんだよ。今思っても。それ以後の人生を決めちゃった感さえある。間違いなくそーだと思う。


そんで思ったのは、今年50歳代の同期の皆さんもね、もしまだ長期滞在されてなければ今からでも1ヶ月でも海外生活やったほうがいいと思う。想像してるのと実際生活するのは大きな違いがあるし、言葉のみじゃなく価値観が違う人達と一緒に行動するのは自分の幅も大きくなるよ。そんで困りまくるほど、後が素晴らしいと思うよ。もう歳だしぃ〜と思うかもだけど全く関係無し。海外の人は平気でこの歳から大学行ったりするから、いつでも大丈夫、思ったが吉日。日本じゃまわりにそういう人、少ないからそういう発想ならないかもだけどね。人生は自分で描かないとね。そんな長くはないしさ。


あー、いつもの脳天気モードに戻って良かった。相武紗季さん、めちゃカワイくなった、てか親戚の子みたいな感覚(笑)