迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

もはやフルタイムで働きたくない。


もはやフルタイムで働きたくないんですね・・・。


何度か書いていますが、18歳の浪人の時実家を出て、東京の私立大学に入りその後東京の銀行系の会社でサラリーマンをスタート、それからヨット製作アルバイトでNZ人と一緒に住み、以降は英語系の会社へ複数転職(航空・ホテル・シネコン・テーマパーク)しました。ほとんどが開業する仕事で各地を転々としていました。このうちの2社は会社消滅・吸収合併なんですけどね。40歳の頃には全社の運営を統括する仕事となり、45歳では主要業務は代表幹部への報告がメインの仕事となりました。もはやこの報告業務のみで後は会社の皆さんでやってもらえるのでやることがなくなり、収入面は良かったものの、人生時間の無駄遣い感が強く、退職して福岡に帰郷しました。

  
その後友人の海外ツアーでツアコンのアルバイトをしたり、ガソリンスタンドで働いたり(楽しかったが腰が痛くなり業務できず退職)、後は現在と同じく登山や波乗りに行って自然と一体化する作業をやってました。真面目に遊びました(笑)退職して1年後に地元の先輩(航空会社時代の取引先)の会社で働かせて頂き、海外(外国人)業務をメインに4年間地元で勤務させてもらいました。シンガポールインドネシア、タイ、中国、カナダ、アメリカ、ブラジルと普通の業務ではできない貴重な経験もさせてもらいました。・・・しかし50歳を超え年齢を増すごとに「いつ死ぬかわからない感」をはっきりと感じるようになり、オレも両親も元気な今のうちにやっておきたいことをやろう、と決意し昨年末にお願いし先月末に退職させてもらいました。


これまで転職や退職、全てを通して変化(漂流?)してくるには結婚してなくて扶養する家族が居ないこと、が大きな前提だったと思います。社会人1年生からずーっとサーフインに狂っていたので海に行けなくなることに影響することは避けてきたんですね。元々、どんな生き方しようがその人次第だしOKだよね、という発想だから○○歳になったから結婚しなきゃ、という発想ゼロなんですね。親も好きにすればーという人達だったのもあり。自由でいるためには借金背負えないし、住宅ローンなんて論外だし。若いころに老人になった夢をみたことがあって、海辺の港の木造の小屋に住んでました。ほぼイメージは小説「老人と海」の世界。今でもその光景をはっきりと覚えてます。きっとそうなんるんだな、という予感もありました。現在でもきっとそうだろうなと思ってます。あの小屋に遭遇するのが楽しみです。一体、どこだろうか。国内か海外かさえもわかりませんが・・・。


困るのがね、周りの反応。「子供を作ること」、「日本の少子化を防ぐには子供を多く」的なこと。その他諸々。。。そういう人の気持ち、よく分かるんです。でもそうしようと思っても性格やいろいろな障害があって、そうしない人、出来ない人だって居る。私の場合はそこまで出来なかった理由は自由で居たかったからという軟弱な理由なので非難されても仕方が無いけどね。ただね、こういう発言や物言いは何気に発せられますが、そうでないひとにはとっても苦痛で、ストレスで、完全なハラスメントです。(特に田舎は多いね)あなたがそう思っていても人にその考えを強要しないで欲しい。先般の議会での女性議員への結婚しろ発言のごとく、やっぱりあれが日本のオジサン方の本音なんですよ。言ったらマズイと分かってて言わない人が多いだけで、大方そう思ってる。思ってることが正しいと信じて発言するのは良いけど、その発言で誰かを傷つけるかも知れないという配慮が欠如してる。世の中は自分の価値観が当たり前だとも誤解してる。


いろんな考え方、違った価値観の人が一緒に地上に暮らしてる。判ったフリをする必要もなく、ただ、そうなんだね〜と自分との違いがあることを認めて欲しいだけ。どう思われてもいいんだけどね、毎回聞くたびにどう答えるかドッと疲れるんだよね(相手の理解度によって対応違う・・・)。残念ながら今後はさらに格差社会にもなって行くし、外国人労働者も増える。生涯結婚しない人も現在男性20%、女性10%だけどさらに急増して行くし(50歳時の生涯未婚率)、より一層生き方も価値観も半端なく多様化していくでしょう。なのでどんな人生でも違いを承認しあって行くことがこれからすごく大切なんだと思うんだよね。。。オレだってこういう生き方もあるんじゃん?と提案・実行するけど、押し付けるわけには行かないよね。お互い様です。少しづつそうなる気配は感じるけど、もっと早くそうなって欲しいね。


あ、熱が入って、フルタイムから話題変わっちゃったな(笑) 関連エントリー仕事の本質4