迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

横道世之介

横道世之介 (文春文庫)

横道世之介 (文春文庫)


大学同窓の山ちゃんから面白いから読んで〜!の連絡あり読了。長崎県大村出身の主人公が東京の大学に進学しアパートを借りるところから始まる青春の物語。作者の吉田修一 - Wikipediaさんは長崎出身で法政大学だからきっと自伝の部分もあると思う。同じく佐世保出身の村上龍でいうと「69」にあたる作品だ。前作の、素晴らしかった「悪人」のダークさとは間逆の物語です。


オレも同じく九州から東京の大学に行って、東京のハイカラなもの(特に垢抜けた麗しい女子w)に主人公と同じように圧倒され全てにドギマギしていた。あの頃の東京ってば輝いていたのだ。アルバイトに明け暮れたり、コンパ行ったり、自分の話を読んでるようだった。どんどん昔を思い出したよ。


田舎出身の同世代の諸君はきっと”自分のあの頃”にタイムスリップできるハズ。おススメです。