迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

いつから読書好きになったか?

昨晩はオヤジと初めてワインを飲みました。(いつもは芋焼酎、どっかでポリフェノールが良いと聞いたらしい)ちょっと家庭内で良いことあったので、ミニ打ち上げ。そんで、早寝してしまい、朝方に起きてます。こういう時はネットが一番ですね。ブログ書くのにも丁度良い。


そんで、過日「バカの壁」の養老さんの週刊文春のことを書いてたら、「超バカの壁」が新作で出てたのでアマゾンで買おうと思った。・・・で検索して注文しようとしたら、おススメで北野武さんの「超思考」を紹介されて(アマゾンはほんと美味しいところを突いてくる、また負けて買った)続けてレジに進んだ。・・・そしたら今度は「バカの壁」連鎖で「アホの壁」って紹介があった。何だよパロディ?誰の本?・・・見ると往年の筒井康隆さんだ(汗)これは買わねばとレジに。あといくつも紹介(というかセールス)あったけど今回は3冊お買い上げで済んだ。


北野武さんはもう勝手に人生の師匠扱いなので、まず新刊は必ず買います。問題は筒井康隆さん。だってなんたって記憶に残る中学生の頃に最初にファンになった作家なのだ。特に「農協月に行く」や「狂気の沙汰も金次第」「七瀬ふたたび」「笑うな」なんかはサイコーに、えげつないブラックユーモア満載なのだ。爆笑と気持悪さの連続。とにかく筒井康隆シリーズを中学〜高校と読みまくったのだ!  そういう同年代多いでしょ??? まだゲーム機も無いし、あの頃の屋内系サイコーのエンターテイメントだった。


筒井さんで思い出すんだけどね、、、この筒井康隆シリーズで読書を始めたのだ。それまではなんか真面目な童話とかで、なんかつまらなかった。友達がヘッセの「車輪の下」なんか読んで涙した・・・とか言ってるの信じられなかった。


で、その頃の対照的な正統派が星新一さん。ショート・ショートってうシリーズでもうこれもSFの世界を堪能できた。「気まぐれロボット」などあるけど、どれと言われても、全部楽しくてほぼあの頃の全部と言っても良いと思う。筒井さんと星さんの対照的な2人で読書が好きになったのだ。基本は屋外で魚釣りや自転車ツアーとかがメインの行動だったけどね。今思えばね、本を読む習慣を付けてくれた恩人な感じな訳です。以降、暇な時は本か映画なのだ。ちなみに映画の最初の刷り込みは、ナスターシャ・キンスキーの「テス | goo映画」。暗い映画だったけど美しかった。


それでね、大学に入って驚愕したことがあって。想定外に青山学院なんかに受かっちゃうもんだから行ったんだけどね(浪人して偏差値倍くらいになったw福岡の西南大に行ければ御の字だった)、、、そしたらね、同級生にね、この星新一さんの娘さんが居たのだ。田舎の、パンチパーマ残ってる頭の、えげつない筒井康隆好きで、偶然受かったオレはその話を聞いて感動したし、固まった。判りますよね?地方の果てで憧れてた作家の娘と同級生になるなんてイリュージョン(笑)


・・・で、高等部の友人の誰かが、昼飯の時たまたま居合わせ紹介してくれたりしたのだ。(高等部にはこういう著名人子息が沢山居た。別次元の高校だ)とてもそんなの頼もうなんてさえ思わなかった。遠い輝きなのだ。100%瞬間冷凍で固まりました。厚木校舎の学食でね。他の連中は高校からのただの同級生だからフツーに話してる。オレは一人、頭に「気まぐれロボット」が舞い降りてきてる。無理。絶対にこの状況無理(汗)。オレ中では芸能人扱いだったのだ。恋愛の対象?なんかにはなりません。何も並べるものが無い。そんなのはお尻出して学校歩くより恥ずかしい。・・・あの頃の同級生に並べるもの・・・誰にも何も無かった気がする。


紹介受けただけで話しても無いので向こうは確実に知らないですが、それで良いのです。あぁ、想いだした〜。で、この後、在学中に英文の某女子(ご本人、コメントしなくていいからね)と付き合い始めたんだけど、このコも東大に現役で沢山行くような優秀な高校から当然現役で来ててねぇ。また何も勝ててなくて、後年英語勉強して喋れるようになったのも、対抗心の表れなんだよね。考えてみれば、女子に人生を左右されているんだねぇ、実は(笑)