迷わず行こうよ、行けばわかるさ

転職、放浪、介護、何でも経験しなけりゃわからない。まわり道でも行ってみたい。そんな感じの人生です・・・

一億総ガキ社会

一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病 (光文社新書)

一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病 (光文社新書)


羽田空港で時間余ったので、何気なくちょっと過激なタイトルで手に取った本です。

で、読み始めたら、待ち時間〜飛行機降りるまで一気に読み続けました。今までうまく消化できなかった自分の中の「ガキ」の部分も含め何か釈然としていなかったことがはっきりした。著者は片田さんという方で精神科医


非婚・モンスターペアレンツ・精神病・依存症・薬物・拒食症など等・・・多くの現代の状況の根本は、「断念を受け入れられない=成熟拒否=喪失拒否」の状況が根源なのだと。精神科医ならではの的確な視点。いや〜すごく判りやすい。

万能感は幼児期誰でも持っているし、持つことが許される。皆、親の夢や期待を背負ってこの世に生まれてくるからである。だが、成長するにつれて、現実と直面せざるを得ず、他者との比較の中で”現実の自分”を発見することになる。つまり、成熟して大人になるということは、大多数の普通の人々にとっては<すごい自分>という誇大な自己イメージ、いわば自己愛的な万能感、を喪失していく<断念>の過程でもある


誇大化した幻想の自分と等身大の自分のギャップをうまく埋めること・・・が大人になること・・・なのだ。それがうまく出来ない場合、それぞれのケースに繋がっていく・・・。


かくいうワタシも大人になる過程で、誰に教わったか「努力すれば何でも可能である」との幻想を刷りまれた教育を受けてきたのだ。とにかく前向きに頑張ることに意味があるのだ・・・と。万能感に近い幻想。世代ごと、家庭環境などでそれぞれに抱き続けてる幻想。だから幻想である自分を信じて、会社(=社会)を2回も離脱し、風太郎が出来たのだ(汗)


そんで私は多分、アドベンチャー依存症です(勝手に命名w)。富士山6回も早足で登ったり、台風のときにサーフィンしたり、次の会社を決めず、2回も風太郎したり。オカシイです(自覚)。フルマラソンも同じく、不整脈持ちの私には、時として死を予感させます。それでもやるのは、「もっと出来るハズ」という幻想。あくなき万能感を追い求めてるのだ。


自分と社会の変な感じを解き明かす名著だと思う。しかもたったの798円!・・・けど、リスク取って、やってもみないのは・・・断念するより以前の問題・・・ですね。