迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

最近読んだ本

最近読んだ本一覧です。


10/3 「八甲田山 死の彷徨 」(新潮文庫)帝国陸軍の演習で青森の部隊がロシアとの交戦を想定しての八甲田山の行軍。211人中199名が凍死する。どうやって遭難していったか・・・個人の登山の対応方法にも大変参考になった。

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)



09/26 「冬山の掟」 (文春文庫 112-14) 山師匠Uesinさんから借りた本。冬山での厳しい掟。短編集9編とも、冬山の厳しさとともに人間の心の変遷を描いてあって、興味深い。作者は女性を嫌悪しているのではないか、と思えた。孤高の人ではまった新田次郎さん、今後も読み続けます。
冬山の掟 〈新装版〉 (文春文庫)

冬山の掟 〈新装版〉 (文春文庫)

09/20 「サハラに死す―上温湯隆の一生 」(講談社文庫) 山のお師匠さんから送ってもらった本。山ではないけれど、水の無い砂漠の横断へのチャレンジ。らくだと旅してサハラを渡る。なんと壮大な計画か。成功すれば第一人者であった上温湯さんの手記をたどった本。泣けてきます。

サハラに死す――上温湯隆の一生 (ヤマケイ文庫)

サハラに死す――上温湯隆の一生 (ヤマケイ文庫)


09/17 「青春を山に賭けて 新装版」 (文春文庫 う 1-6) 山を好きな方はきっと何十年も前に読まれたことでしょう。山に限らず興味あることに全力で突き進んでいった植村さんの姿が生きることって何?を再考せざるをえません。かなり控え目な性格の人でびっくりしました。遭難されたのは大変残念。

青春を山に賭けて (文春文庫)

青春を山に賭けて (文春文庫)



9/12 「ソロ 単独登攀者・山野井泰史」。 登山を始めて2年。山師匠から送ってもらって手に取った。世界最高レベルの岩壁登攀やってる人なんだけど、この本からはそのストイックさ、というより単純に山が好きっていうことが感じられます。単独で6000〜8000m級の山々、しかも高さではなくその美しさで岩壁を選ぶ。単独で1000m以上の氷壁を5泊6日などロープ一本で壁にぶら下がって寝ながら・・・。すごいです。人間が一身で打ち込み続ける姿と実行力。頑張ろうって勇気をもらいました。亡くなってしまう方が多い中(生存率かなり低い)、生存されてる理由はなんだろうか??
ソロ  単独登攀者 山野井泰史 (ヤマケイ文庫)

ソロ 単独登攀者 山野井泰史 (ヤマケイ文庫)


09/09 「完結された青春―中嶋正宏遺稿集」(MY BOOKS)
山のお師匠さんから送って頂いた本を2日間で一冊拝読しました。Uesinさんの大学の山岳部同窓であり、当時日本でソロのトップクライマーであった中嶋正宏さんの「完結された青春」。25歳で亡くなられたのでお父様と山と渓谷社が編纂。内容が物凄い。とことん上を目指して突き抜けようとする考え方と姿勢。日大哲学科時の論文も掲載されています。すざましいストイックさ。壮絶。こんな生き方、聞いたことないです。

完結された青春―中嶋正宏遺稿集 (MY BOOKS)

完結された青春―中嶋正宏遺稿集 (MY BOOKS)

(RUN10km膝痛・・・)