迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

なぜ遭難してしまったのだろう。

登山始めてまだ2年弱の素人ですが、トムラウシ山の遭難事故、まさに今夏アルプス縦走と比較検討していたコースですので大変ショックです。御冥福をお祈りしたいですし、無念であったことと思います。どうしても気になるので書きました。経験浅いオレでも容易に想像できる、個人的な意見ですのでどうぞご理解ください。以下、経験浅い私ながら、コース図を見て考えたことです。


標高は1900m〜2149mの高山ですが、標高差は250mとかなり平坦なコース。

緯度、高度から本州+1000mといわれる北海道なので夏の富士山8合目あたりと考えられます。夜は零度近い冷え込みではないのでしょうか。富士山の山頂が夏で夜明け前‐3℃〜3℃位でしたので、ほぼ同じ装備が必要だと感じまます。装備はフリース・ダウン・カッパ・フライシート(ビバーク用雨風除けシート)。

このコース、距離をみると2日目、3日目が長い。でも平坦なので天候さえよければ歩ける距離であろう。

エスケープルートが無い。避難路がないので前進か後退かの選択しかない。日本でこんなに隔絶されたところはあるのでしょうか。エスケープルートが無い以上、荒天に備えビバーク装備が必要。

一帯が山岳地帯なので携帯電話は繋がらないだろう。ガイド役は無線必要では?

行く前にはガイドブック、WEBなどで山様を確認します。下記サイトを参照。これをみると木が全くない尾根の縦走だとわかるので、吹きだしたら木陰なく風から逃げれないと理解できます。

3日間天候さえよければ何も問題なく行けそうな気がします。だけど樹林のないここで25mの風雨はテント・食糧・フル装備でないともう無理です。自分が行くとしたら、夏限定で、週間天気予報で晴れか曇りで風弱い時しか2泊3日の上記コースは行けないです。出発時の天候予想が良かった、2泊してトムラウシに向かう時、晴れると予想(報道あり)していた、のでしょうか。

この状況でシニアの方々を連れて進行するだろうか?そう思えないです。25mの風雨で体感0℃で進めるはずないです。今後の登山活動を続けていくうえでもガイドさんの話、専門家の話を切に聞きたいです。

凍死された方の御冥福をお祈りするしかありません。

追)
事故発生の情報を整理されていらっしゃるサイトがありました。詳細かつ克明に論考されていらっしゃいます。Sub Eightさんのサイト:
http://subeight.wordpress.com/2009/07/18/tomuraushi-2/