迷わず行こうよ、行けばわかるさ

何でも経験してみなけりゃわからない。やってみると先がみえるよね。還暦オヤジのダイアリー。

筑豊といえば・・・

Mの話をしたので筑豊んことをひきつづき。ボクらが住んでる筑後地方は福岡県南部の筑後川扇状地で農業を中心に発展してきたとこ。どっちかっていうとのんびりした人が多い。(大牟田の炭鉱は除く)

で、Mの住む県東部に位置する筑豊地区は何といってもかつての石炭の町。炭鉱から運び出す石炭を北九州の若松港まで運ぶ遠賀川を中心とした地域。全く南部と違う文化。川筋の運搬船、荷役争奪、など手荒い連中が跋扈していたところ。

以前映画館をこの遠賀川の中間地点の中間(なかま)に開業する際、オヤジからも友人Mからも何かあったら連絡せいと忠告を受けたところ。かつて石炭の運搬を行う川ひらた業の中心地であった。変な輩が来ることにそなえ開業前からかなり気を揉んでました。結果は何事もなく無事でしたが。(別の相談した65歳くらいの方、中学の頃に喧嘩になったら刀で斬り付けあっとったとぜ、とのこと。察して恐るべしだけど、そういう事件が結構起こるのだ)

ちなみ中間は高倉健さんの出身地です。(彼がこういう人と言ってるわけではないよ)でもあの時代、覇気がないと生きて行けなかった地域だと思います。それが今でも残っているのだと思います。

そんで折しも東京のKさんからおすすめの本の紹介がありました。ちょうどこの頃の直方〜佐賀など九州北部を舞台にした物語。まだ読んでる途中ですが、すんげぇ面白い。作者は唐津出身の北方謙三氏。かなりおススメです。

Mの電話といい、この本のご紹介といい、なんか連鎖を感じます。内容も活力になります。Kさんありがとうございます。